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バーティミアス-サマルカンドの秘宝

バーティミアス-サマルカンドの秘宝

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バーティミアス-サマルカンドの秘宝の解説

   ナサニエル少年は魔術師の卵。5歳のとき、実の両親によって政府に売り飛ばされ、ある師匠の下に弟子入りさせられた。有力な魔術師たちがイギリスとその領土を支配し、ナサニエルは、彼自身が、ある「崇高なる運命」のための「最高のいけにえ」なのだ、と教えられている。両親と別れ、過去の暮らしを捨てるのはまだ我慢できるとしても、国家保安省の役人でもある師匠アーサー・アンダーウッドは、非情で残忍で恩着せがましい中流の魔術師だ。ナサニエルの唯一の救いは、師匠の夫人マーサ・アンダーウッド。夫人はナサニエルに心からの愛情を示し、彼もひたむきな献身でそれに報いている。何年ものあいだ、アンダーウッド家でどうにかうまくやってきたナサニエルだが、12歳を目前にした夏、すべてが一変する。冷酷な魔術師サイモン・ラヴレースに人前で恥をかかされ、おまけに師匠にも裏切られてしまう――臆病者のアンダーウッドは自分の弟子をかばおうともしないのだ。

   復讐を誓うナサニエル。全知全能を望んで悪魔に魂を売り渡したファウストを思わせる熱意で、魔術の教本をむさぼり読みひたすら腕を磨きながら、一方では努めて従順な弟子を装う。強力なサマルカンドのお守り(アミュレット)をラヴレースから盗んで恨みを晴らそうと、力を振り絞って、よわい5000歳の妖霊バーティミアスを呼び出すとき、少年魔術師ナサニエルは、自らの想像を絶するほど危険きわまりない状況に身を投じてしまう――。

   このすばらしい小説『The Amulet of Samarkand』(邦題『バーティミアス~サマルカンドの秘宝』)は、イギリスの作家ジョナサン・ストラウドの「バーティミアス3部作」の1作目にあたるもので、バーティミアスの1人称の視点とナサニエルをめぐる3人称の語りを交互に繰り返すかたちでストーリーが進んでいく。このバーティミアスが傑作で、はじけるウィットで大いに笑わせてくれる。本文に収まりきれず脚注にまであふれ出した彼の辛辣で不遜な独白も、まともな読者なら決して読み飛ばしはしないだろう。おしゃれでサスペンスたっぷりの、じつに良くできたすこぶる愉快な1冊。続きを読むのがきっと待ち遠しくなる。(対象年齢:12歳以上)(Karin Snelson, Amazon.com)

バーティミアス-サマルカンドの秘宝の商品レビュー

5.0 大人も楽しめる傑作ファンタジー
全3巻読み終えました。長かったですが、2巻以降はもう止まらなくなり、寸暇を惜しんで読み耽りました。

すばらしかったの一言につきます。

プロットが緻密で複雑、かつ、キャラクターが個性的で魅力的(魅力に関しては異論のある人もいるでしょうが)。どんどん引き込まれていくのですが、正直1巻読み終えたところでは疑問や不快を抱く人もいるかもしれません。

なんせ、ヒーロー不在のまま歪んだ社会の中で醜い魔術師と悪魔が権力闘争に終始している、といえなくもない。また、人間と人間、人間と悪魔の関係も、憎悪や嫉妬、不信、恐怖などの感情に支配されていて、正義とか愛情とか良心とか信頼とかがほぼ描かれてないですね―1巻には。

でも、このシリーズは3巻で1つの物語です。1巻だけではさまざまな伏線など未解決のままですし、主要人物も成長の途中な上、全員出揃っていません。もちろん3巻まで正義や信愛などが描かれないわけでもありません。ただ、1巻で感じたなんだか少し落ち着かない印象―作者のニヒルで冷徹な視点―などは最後まで一貫してはいますが。3巻のレビューで酷評している人もいますが、まぁ、そちらの気持ちは分かります。

面白かったのでペーパーバックも買って読み始めましたが、忠実かつスムースな日本語訳だったことに気付きました。
2.0 主人公が好きになれない
後書きにハリポタシリーズに対抗するものができた!とありますが一言で言うとどこが?って感じです。
それというのも主人公のナサニエルが最低すぎるからです。
いくら12歳とはいえやることなすこと全てにおいて酷すぎる。
師匠やその他彼の敵として出てくる人も酷いですが、だからといって主人公が自己中わがままでいいということにはなりません。

特に魔人やその他妖精達が無理矢理魔術師の命令に従わされてる描写には吐き気がします。
そしてナサニエルも例外なくその一人。
鏡のインプに電気ショックを与えて使うところやバーティミアスを脅して使うところも読んでて不快です。
ハリポタと後書きで比べてるのであえて言わせてもらうなら
ハリポタの主人公はどの種族の登場人物に対してもこんな扱いはしなかったし、ちゃんと礼儀と親切心を持っていました。
普通の人としての態度です。

しかしナサニエルは魔術師ではない一般人を見下し、バーティミアスを始め精霊達を契約で縛り、脅し、手下のように扱う。
なんですかこの主人公は。これに共感しろ?これを可哀想と思え?無理ってもんです。
親に金で売られたのは可哀想と思いましたが、その後師匠の家では師匠の夫人から大切にされて育ってましたしね。
そもそも自分がしでかした悪戯で罰を受けた仕返しに人の物を盗もうとかその発想自体がおかしいです。
そんなくだらないことのために命がけで魔人を召喚するというストーリーにも目が点でした。
すごく評価が高かったので購入しましたが、お金の無駄遣いと思いました。
4.0 バーティミアス-サマルカンドの秘宝
子供向けだから絶対ハッピーエンドに違いないと思いつつドキドキした。
主人公の内面がもう少し描写されていたらもっとのめりこめたかも。
それでも十分楽しんだ。
5.0 男たちの連帯感と絆がかっこいい
夢を実現するために、技を習得し、磨き、自力で遂行する力をもった少年。
自発して、目的を遂行するためによびたせたバーティミアス。ふたりの共同作業がおもしろい。そして、かっこいい。 出来ないことに挑戦し、傷つきながら成長していく姿がかっこいい。やがて、絆がうまれた。
2.0 期待していたファンタジー本
次の一冊が決まらない人のためのファンタジーブックガイド

で紹介されていたため、この本を読み始めました。3名のレビュアーの方は高評価を

つけており、読む前から期待していました。しかし、主人公の少年の余りにも身勝手な行動、

言動に最後まで好感をもてませんでした。自分の目的のためとはいえ、召喚した悪魔に

お店から服や食べ物、列車に乗るための切符を盗ませた場面で、何の罪悪感も感じていない風

に描写されていたのは驚きました。

また、復讐のためとはいえ大人を一人殺害する場面でも、主人公の少年はほんの少しだけ

気分が悪くなるだけで、すぐに平静さを取り戻して目的を果たそうとします。12歳の少年が

殺人を犯し、平然としている描写には大いに疑問をもちました。

悪いところばかり取り上げましたが、文章はまとまっていて読みやすく、テンポ良く

ストーリーが展開していきます。

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