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年表というから時系列で、漫画の歴史が書かれているのか、と思ったら、さまざまな話題にちょっとした年表がついている見開きコラムの集成なんだね。 この著者は、基本的に明治前後が専門で、漫画っていっても、ふつうのマンガの話はあまりない。それを承知で買うなら、他書にはない話は多いので貴重。とはいえ、しょせんコラムだから、あんまりたいした突っ込みはない。これを足がかりに調べるのには、とても役立つ。 でも、くれぐれも、これがマンガの歴史の本で、手塚だの、さいとうだの、吾妻だのが出てくるなんて思わない方がよいよ。まちがって買うと、本も、読者も不幸だもの。そういう人は、『現代漫画博物館』の方がお勧め。
本著は漫画研究家の清水氏の集大成ともいえる本。この一冊があれば鳥獣戯画からはじまる日本の漫画史は網羅できるであろう。 本書は京都にある古典や専門書を特異とする臨川(りんせん)書店から発刊された「ビジュアル文化シリーズ」の一冊である。そう聞くと何やら難しい漢字がするが全然そんなことはない。 その訳は非常に明快なレイアウトにある。右側ページにテーマが書かれており、左側がそれに対応する年表となっている。テーマが次のページに繰り越さない見開き完結スタイルなのでコラムを読む感じでテンポよく読み進めることが出来る。 また漫画関連書籍や漫画賞受賞者一覧などの資料も豊富である。日本の漫画・マンガ史資料の決定版であり手許に置いて損はない一冊である。