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マグダラのマリアと聖杯

マグダラのマリアと聖杯

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マグダラのマリアと聖杯の商品レビュー

4.0 真理こそ時の一人娘
幼い頃、よく外国人のキリスト教信者の方が道で、宗教の紙芝居をしたり、布教用の小冊子を無理矢理配っていたりしていました。そのイメージが強くて、キリスト教は個人的に怖いな、狂信的な方が多いな〜と、いまでも苦手です。しかし、キリストに奥さんやお子さんがいたかも?なんて聞くと、逆に微笑ましく暖かみがある所もある気がしてきます。地球は回っているのだし、本当の事ならそのうち明らかになるのかな?と個人的に思います。関係ないですが、今でもうちにキリスト教布教の方がたまに来ます・・。狂信的な方や排他的な宗教は怖いです。争い事はわりと宗教的なものが多いし。平和に生きたいですね。
3.0 まさにダンブラウンの蘊蓄の種
これがあってダヴィンチコードが生まれたのだろう。レンヌルシャトーの謎とあわせてダンブラウンが物語を書き上げたのは間違い無い。ディズニー映画との関連もこの本に出ている。日本人の書いた関連本もこれら2冊をちょっこと読んでHPで関連サイトをチェックすれば直ぐに書けてしまいそう。著者はレンヌルシャトーを否定するために調査に乗り出し、ミイラとりがミイラになった。やたらと聖母マリア信仰をマグダラのマリア信仰に結び付けている。これを邦訳するのに訳者はわざわざ英語で『our lady』と書いているがこれは素直に『ノートルダム』と書いた方が日本人には分かりやすいと思う。フランスにはノートルダムと言う名の寺院がやたら多いのだから。決定的な証拠をあげることには成功していないが著者がマグダラのマリア信仰に至ったのは明白。これも一つの考え方としてダヴィンチコードを楽しむのが良いだろう。あくまで蘊蓄にとんだ歴史ミステリーのフィクションとして。
1.0 妄想に満ちた小説「ダ・ヴィンチ・コード」の種本
 本書は、マイケル・ベイジェント「レンヌ=ル=シャトーの謎」とともに、「事実に基づいている」と著者ダン・ブラウンが主張する小説「ダ・ヴィンチ・コード」が依拠した種本の一つです。また、著者のスターバード自身、ベイジェントのこの本を真に受けてこの本で示されているような見解を抱くに至ったといい(著者まえがき参照)、また自説の根拠として「レンヌ=ル=シャトーの謎」をたびたび引用しています。しかし、

(1)本書が依拠しているグノーシス主義文書「フィリポ福音書」は、正典福音書を利用して三世紀後半になってから創作されたものであり、一世紀の出来事について歴史的に信頼できるような資料ではありません。(Philip Jenkins,Hidden Gospels: How the Search for Jesus Lost Its Way(Oxford University Press)参照)
また、このグノーシス主義文書の内容そのものも、ブラウンが「コード」でティービングに語らせているような思想と一致しません。(詳細についてはCarl E.Olson,The Davinci Hoax(Ignatius)参照)

(2)テンプル騎士団に対する訴訟記録にカタリ派的・グノーシス主義的二元論を理由とする訴追は存在せず、彼らがスターバードが主張するような思想の持ち主であったという根拠はどこにもありません。また、ゴシック建築にテンプル騎士団が主導的役割を果たしたという文書的記録もありません。(テンプル騎士団の実態に関してはPeter Partner,The Murdered Magicians:The Templars and their Myth(Oxford University Press)、ゴシック建築の象徴に関してはTitus Burckhardt,Chartres(World Wisdom Books)を参照。)

(3)「シャルル六世のタロット」と称するものは、実際は1480年前後にイタリアで書かれたものに過ぎず、このカードがテンプル騎士団とその思想への迫害を描いたものだとするスターバードの解釈(本書第五章)にはいかなる根拠もありません。(「シャルル六世のカード」の実際の由来についてはRonald Decker,A Wicked Pack of Cards(St.Martin's Press)参照)

(4)シオン修道会やレンヌ=ル=シャトーに関する多くの「事実」は、実は二十世紀になってから捏造された文書からとられたものであることが複数の研究者たちによって明らかにされています。当初これらの文書を信じて番組を放送したBBCも、1996年にその誤りを認める番組を放送しています。(Bill PutnamおよびJohn Edwin WoodによるThe Treasure of Rennes-Le-Chateau: A Mystery Solved(Sutton Publishing)参照。また、Paul Smithによる詳細な研究”Priory of Sion Debunked”がネット上に公開されています。)

1.0 これが研究書だなんてとんでもない
世界的ベストセラー『ダヴィンチコード』のタネ本として紹介されているこの書物、空想全開、ただのトンデモ本ですよ。
『ダヴィンチコード』自体も、英語で数多あるトンデモ本をフルに活用して、仕立て上げられたエンターテイメント小説。
本書にせよ、『ダヴィンチコード』にせよ、真に受ける読者の多さに唖然とします。
とりあえず売れたらいいやと、闇雲にセンセーショナリズムを追求する安直な出版社、専門研究者の呆れた顔など目に入らず。まんまと踊らされてるのはみっともないですよ。
5.0 ダ・ヴィンチ解読書の中の傑作!
ダ・ヴィンチ・コードを読んで以来、数々の関連本を読んできましたが、
その中でもこの本は「アタリ」だと断言できる本です。

安易なつくりの解説本が氾濫している中で、
数少ない読み応えのある研究書です。

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