普通に読んでいくだけでも面白い
最近の優れたデバッガは、それ自身の実装などを気にすることなく
あって当たり前の存在として使われているかと思います。しかし、実際にデバッガはどのようにして動作しているのでしょう?
これほど日常的に使われているにもかかわらず、デバッガの実装に関して
説明されることは滅多に無いと思います。
デバッガもまたプログラムであることには変わりないですが、
特にハードウェアと密着する必要のある分野であることは疑いなく、
独特の理論や実装方法がある事は容易に想像出来ると思います。
この本は、普段ほとんど目にすることの出来ない
デバッガの理論と実装に関して記された、数少ない著書です。
原著者と訳者ともに非常に良質の文章を記されているおかげで、
読みやすくて面白い本です。
ある程度小さく、持ち運びにも適している本です。
技術レベルはかなり高いところを要求しているとは思いますが、
デバッガを作ろうと思っていない人でも、読む価値は十分にあると思います。
お勧めの1冊です。
デバッカの理論には必読
はっきりいってこの本の類書は見当たりません。多くのデバッカについての本は、既存のデバッカ自体の使い方についてでしかありませんが、本書はデバッカの使い方ではなく、デバッカの仕組みや実装の仕方、デバックのテクニック(デバッカのテクニックではなく)が述べられています。全体的にはIntelの386アーキテクチャーに内容が偏っています。デバッカを作るには、あるいはデバッカの仕組みを知りたいのであれば、本書は必須であること間違いないでしょう。