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鬼燈の島-ホオズキノシマ- 1 (ヤングガンガンコミックス)

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鬼燈の島-ホオズキノシマ- 1 (ヤングガンガンコミックス)の商品レビュー

5.0 子供達を照らし続ける灯りでありたいと願い学園名とした園長は誰がために悩むのか。
非日常に日常的に侵食されてゆくことの恐怖を描いた現代ミステリな表題作長編『鬼燈の島』の第7話までを収録した第1巻は著者の17冊目。
ほか、『鬼燈学園見取り図』1頁。後描き漫画『非日常的な日常』4頁。

刻は平成19年夏。
舞台は特殊な状況下にある子供を預かる施設としての学園だけがある孤島。
孤島という名の閉鎖空間内のキャストは、
島の象徴でもあるホオズキ『妖精のランプ』にあやかり『子供達を照らし続ける灯りでありたい』と願い学園名とした『園長』。
赴任したての女教師の『雪乃』。
セクハラ教師『桑舘』。
寡黙な教師『臼井』。
使命感がトラウマ化してる4年生の兄『心』。
その盲目の妹『夢』。
虚言癖が慢性化してる6年生『力也』。
大人不信症の4年生『秀一郎』。
失語症の5年生『初音』。
トラウマからの逃避で過食症な4年生『太』。
ほかに、この物語の大きな鍵を握る白いワンピースの少女など。

この物語は純然たる本格ミステリ仕様になってます。
ありとあらゆる頁にトリックがしかけられています。
謎を解く鍵が大量にばらまかれている反面、そのほとんどがダミーの役割を果たしていて、確定できる事実は極僅かです。
漫画としての特性を活かし、見せかけによる刷り替えが頻繁に行われますし、また小学4年生である主人公『こころ』目線で事象を捉えているため、勘違いによる刷り替えも頻繁です。
さらに『ゆめ』を除くほぼ全員に嘘をつける可能性を提示し、真実を霧に隠し、真相の解明をより困難にしていることも見逃せません。
また、『桑舘』のような特異なキャラを演出することによって、『ヤツならやりかねない』という拡大解釈を増長させ、子供ゆえの勘違いで拍車をかけ、日常は非日常に置き換えられてゆくのです。

敢えて語られなかったところにこそ真実が隠されているという、絶妙の刷り替えを繰り返し、ゾクゾクとを大量に撒き散らし、物語は2巻へと続きます。
5.0 妖精のランプが照らす子供達の運命は…!?
身寄りのない少年心(こころ)は、目の不自由な妹夢(ゆめ)と共に小島に建つホオズキ学園にやって来た。島の住民は、学園の教師4名と学年の異なる生徒4名のみ。心はそこでリーダー格の少年から忠告を受ける。
『大人の言う事を信じるな』
『死にとうなかったらな』
彼の話では、以前在籍していた生徒が大人達によって消されたと言うのだ。
子供達の周りで不審な動きを見せる教師達、そしてついに犠牲者が……。

まだまだ話は始まったばかりで、小島には似つかわしい大きさの船着き場、学園全体を囲い込む金網、開かずの間にある登ってはいけない階段、不審な教師達、正体不明の白いワンピースの少女…等々、とにかく謎は深まるばかり。
また、子供達自身もそれぞれ問題や障害を抱えており、それがさらに緊迫感を高めている。

かなり面白く読めたのだが、こちらの期待のハードルを随分上げてしまった訳で、これは余程の着地点を用意していないと完全な肩透かしに終わってしまう怖れがあり、今後の展開に期待半分不安半分だ。
4.0 王道ホラーサスペンス
外界から閉ざされた環境にある子供たちが
何かを隠している「大人たち」に立ち向かっていく…
という、よくあるタイプの王道ホラーサスペンス。

『ひぐらしのなく頃に』の序盤の展開が好きだった人や
『夏の滴』のような抗う小学生VS猟奇的な大人たちの構図に
ハラハラドキドキするという人にはオススメです。

まだまだ物語は始まったばかりということで
大人たちが一体何を隠しているのか、
ノブくんやリキはどうして殺されたのか、
はたまた全てが子どもたちの猜疑心から生まれた
妄想の類いなのかヒントすら出てきていない状態です。
今後の展開に期待して星5…と行きたいところですが
教師から児童への性的虐待を連想させるシーンが
過剰なほど繰り返し描かれているため
嫌な気分になる方も多いのではないかと思います

「可愛い絵柄の割りに読む人を選ぶ作品」ということで星4。
5.0 おかしいのは…
舞台は離れ小島の学校。という事に今のところなっているようですが、今後もしかしたらもう少し舞台が大きくなるかもしれませんね。
そこにいる原住民はみんなどこかおかしい、というかワケアリ。果たして狂っているのは大人か子供か、あるいは人外か。
明らかに悪い人もいますが、さてここからどう動いていくのか……。
5.0 本格ミステリ・サスペンス
何気なく購入しましたが、予想外の良作でした。

閉鎖された舞台設定などは昨今はやりのソリッド・シチュエーション・ホラーのようでありながら、登場人物の誰が正しいのか?という謎と過剰なまでに張り巡らされた伏線は文句なしに本格ミステリのていをなしています。

まだ一巻で導入部ですが、すでに複数の死者が出ているようです。
近年スクエア・エニックスによく見られるプロットが練り上げられた傑作の一つだと思います。
ときおり挿入される作者お得意の肉感あるエロシーンもなかなか。
買う価値ありです!

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