renamilk's tea party
現在『少年少女』が好調の福島聡さんの初期作品です。
(ストーリーに関しては他の方のをご覧下さい。)同時発売された『6番目の世界』に福島さん本人がこの本に対して感想を述べておられますが、
やはり初期の作品(少年少女を描き始める7.8年以上前の作品)と言う事で構成力、画力、ストーリー全てにおいて未熟さは否めません。
その独特な世界観の片鱗は存在していますが、
その世界観の全てを紙の上に表すには、まだまだ彼に
時間と熟練が必要であったように感じました。
実はこの本、その才能が開花した『少年少女』と表装が同型でまとめられているのです。
なので少年少女と並べて本棚に飾ると結構絵になるのです。
つまり揃える事の楽しさ、自己満足があったりします。
いささかエン!ターブレイン社の販売戦略にのせられてしまった感じは捨てきれませんが、福島さんが好きになってしまったので仕方ありません。。
以上の事から。。。
◆少年少女を読んでその魅力に取り憑かれた方・・・
この作品は初期の作品であり同レベルの質とは言いきれない点を考慮してご購入下さい。
◆福島聡という作家の魅力に取り憑かれた方・・・
帯つきが残っているうちにご購入下さい。
◆ちょっと興味がある、タイトルに魅かれた方・・・
まず少年少女の方を体験してからにしましょう。
※初版時帯有り
福島聡のディープな世界
広告会社に勤める中学生のように見えてしまうOL、雨宮葵。余りにも突飛な想像力に加えて、彼女自身の持つ奇妙な自覚無き能力のお陰で、彼女の周囲は常に事件に溢れている。
十年目にしてやっと単行本化された本書は、「アオイさん」の素敵な魅力に満ちあふれている。 物語の起承転結はあっても、筋の通った一本道がこの漫画にはない。書きたいことを書き殴った感の強い漫画だ。ただし福島聡であるがゆえに、書き殴ったとの印象が薄らぐばかりか、ほのぼのとした雰囲気とまったりとしたテンポが内在している。
物語だけが進み、アオイさん自身の能力については全く不可解なまま終わっているが、不可解なことはどうでも良いと思わせるようなノリがあるため、読後感もアオイさんの雰囲気に浸っ!たままでいられる。
一つの大きな流れが、他の些細な流れを飲み込んでいる。しかも大きな流れは見た目が可愛らしいので、疎外感無く惹きつけられ、魅せられる。
福島聡の「少年少女」と併せて読むと、福島聡にハマるかもしれない。
不思議少女(?)のノンストップコメディ
小学生のようにも見えるが立派な社会人のアオイさんの周りは怖い顔の社長や怪しげな外国人バーテンのいる喫茶店、なぞの女幹部とその部下たちなど、妙な人たちでいっぱい。
アオイさん自身もトリップしているかのようにぶっ飛んだ性格だ。
そして誰もがみんな「おかしなやつらばかりいるけど自分だけはまともだ」と確信しているに違いない!そんなアオイさんたちの周りには当然のごとく次から次へとトラブルが舞い降りる。いや、トラブルを引き寄せているのか。