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ラジオ・キラー

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ラジオ・キラーの商品レビュー

4.0 独版スティーブン・キング?

本の内容もさることながら、著者が面白そうな人だったので読んでみた。
(先に彼のHPを拝見しました。なかなか面白そうでした。)
ひとつだけ残念なのは、翻訳。
原書で読むと面白い部分をなんとか日本語でも…と思ったのでしょう。そこをウマく訳すのが翻訳者の仕事では??とちょっと思ってしまいました。
括弧して説明が多すぎです。
あと、やたら文章に「、、、」がついているのはなぜ?

訳者さんの文章作法にちょっと疑問を感じた以外は、とっても面白かったです。
今後出版される著作もマークしていこうと思います。
5.0 ドイツ発 “ノンストップ・ジェットコースター・サスペンス”
デビュー作『治療島』の興奮が再びよみがえる・・・。セバスチャン・フィツェックの第2作である本書は、期待通りの傑作だった。

ベルリンのラジオ局が人質を取った男ヤンに占拠された。ヤンの要求は、8ヶ月前に交通事故で既に死んだ婚約者を連れてくることだった。彼は公共電波を使い、あるゲームを始める。無作為に電話をかけて相手がキーワードを正確に言わないと人質をひとりずつ射殺するというのだ。ベルリン警察の交渉人で犯罪心理学者のイーラ・ザミーンが急遽現場に駆り出される。しかしイーラは深い心の傷を負って、まさにその朝自殺しようとしていたほど、心身・公私共にボロボロの状態だった。

ストーリーは、警察側やリスナーが固唾を呑む中、殺人ゲームに興じるヤンとイーラの息詰まる攻防を軸に描かれるのだが、そこはフィツェック、二転三転し、次々と予想外の展開をみせるプロット、どんでん返し、そして思いもよらぬ結末と、まさに一気読み必至のスピード感とサスペンスに満ち満ちている。

本書は、あえて言えば、ジェフリー・ディーヴァーを彷彿とさせるドイツ発“ノンストップ・ジェットコースター・サスペンス”といえるだろう。
4.0 ドイツ・ミステリーはハリウッド製アクション映画を見るか。
彼女は今まさに服毒自殺をしようとしていた。
たまたま、それを飲むためのコーラ・ライト・レモンが
冷蔵庫になかっただけなのだ。
出かけた食料品店では銃撃に巻き込まれ、
そこからベルリン警察特別出動隊(SEK)のヘリで
物語の主舞台へと拉致される。

『ラジオ・キラー』は、ドイツ人作家セバスチャン・フィツェックの2作目。
ベストセラーとなったデビュー作『治療島』を凌ぐ評価を、
すでに得ているようだ。
今回は、現在も著者自身が携わっているラジオ局を舞台としている。

冒頭の部分を読んで、
私は「ダイ・ハード3」のジョン・マクレーンを思い起こした。
停職中で泥酔した彼は突然、事件現場の渦中に連れ出された。
そう、そこにサミュエル・L・ジャクソン。

ただし、主人公のイーラはSEKの優秀なベテラン交渉人だから、
派手なアクションを演じるわけではない。
テレ朝系のドラマ『交渉人』の宇佐木玲子
──その10年ほど後を想像すれば少しは近いか。

物語を動かすものは、ラジオ局のスタジオに人質とともに立てこもった、
かつては優秀な心理学者だったヤン・マイとの“交渉”。
ではなく、次つぎに提示される新たな事実と
周囲でくり広げられるアクションである。

この意味でも、きわめてハリウッド的だ。
幼い頃からそんな映画ばかりを見せられて来た日本人の私には、
展開が透けて見える。だから、読みやすい。

著者はトーマス・マンやカフカよりも、チャンドラーあたりを
好んで読んで育ったのではないだろうか。
同時に、シュレンドルフやヴェンダースではなく、
マクティアナンのような作品を観ていたのでは・・・笑。
それゆえ、イーラもまたマクレーン同様に
ラストでは瀕死の状態で犯罪者と対峙することになる。

静かなエピローグ──。
自殺した長女からのメッセージ、そしてドアの外には?
5.0 傑作ミステリー
 気の早い話だが、年末のミステリーベストテンでトップを取っても不思議はない出来栄え。これは読まなきゃ損。先ず目に付くのは展開の速さ。小気味良いテンポで次から次へ、どんどん場面が変わり、物凄いスピードで事件は進む。余計な描写を控え、読者の興味を捉えて放さない抜群の筆力。類まれなストーリーテーラーだ。人物描写も的を射ている。主要人物の掘り下げた描写にも決して無駄がない。脇役も重要度に応じて的確な描写で、だらだらと時間をつぶすようなヘマはしていない。途中でこいつが怪しいぞと気付くのだが、それまでに二転三転するストーリーに翻弄されているので、ミスリードされているのかなと思わされてしまう。
 最近のミステリーではジェフリー・ディーヴァーの作品に匹敵するぐらい面白いが、何故か20年以上前に読んだロバート・ラドラムの「暗殺者」(新潮文庫)を思い出した。この本も何年も何年も印象に残る1冊になるだろう。お買い得。
5.0 星6つ!
相当に面白かった。登場人物の描写も豊かであるし、何より展開が異様に早い!読者の''読み''通りに話が進む部分もあるが、それ自体が実は巧妙な罠であったりして、最後まで気が抜けない。二転三転どころではなく、四転五転する展開が素晴らしい。ドイツの小説自体も珍しいので、飽きずに最後まで読める。これは絶対お勧めの小説です。

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