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タイトル通り「距離感」の話しです。 前田さんはマジシャンですが、マジックのタネあかしは一切ありません。 しかし、距離感についてここまで書いてある本は初めて見ました。 内容としては、マジックを行う際の距離感をどう保てば相手、自分のプライベートエリアを侵害せずに楽しんでもらえるか。 またマジックを行っている時以外(いわいるプライベートの時)にも、どれだけプライベートエリアが大事で、そのプライベートエリアをうまくコントロール出来ればこういった失敗はないなど、通常生活する上での心構えなど、色々なシュチュエーションでの距離感とは…が書かれております。 活字慣れしていない私には少々読みにくかった部分もありますが、 ひじょうに勉強になりました。
よくある心理学の本かなあと素通りしてしまいましたが、TVの トーク番組で前田さんの知性を感じる話しぶりを聞いて、購入してみました。 二人の距離感が新密度によって変化するというようなおなじみの 話もありますが、マジシャンという職業や海外経験による距離感・空間の 解説が新鮮でした。 前田さんのマジックで気になっていたこと。 裏向きに置いた一枚のカードのそば、あるいは上にトランプの空箱を置いていたこと。 なーるほど、読んでみて納得。
「人と仲良くなる」などをテーマとした本には、「彼我の距離」と「彼我が相対する角度」について述べた本が多い。 実はこの本はそれらと同じ事を述べている。『同じ事はマジックをやる場合にも言えるのですよ』と。 従って、もしあなたが「彼我の距離・角度について、手品師が普通の人とは違う何かを知っていて、前田さんはそれについて言及しようとしているのではないか?!」と期待すると肩透かしを食らう。内容は他の本が述べているものと同じ…いや、むしろ少ないぐらいだ。なので、コールドリーディング本のようなものを先に読んでいる場合は、あまり斬新さは感じないだろう。 結局、距離・角度に関する技術は応用するものであって、単体で利用するようなものではない、と言う事だろう。 個人的にはヨーロッパの礼儀作法に関して言及している部分の方が役に立った。
書かれていることはまさに距離感のレクチャーです。 今までに心理学やコミュニケーションなどを本に出したマジシャンはいましたが、距離感というテーマで書いたマジシャンは初めてではないでしょうか。 距離感も最終的にはコミュニケーションに入るのかもしれませんが、マジックをする自分としては納得したり参考になる点もありました。 そして著者の幅広い知識がふんだんに盛り込まれて書かれているという感じです。 ただ難点としては一度読んだだけでは理解しづらい所があったような気がします。 よく心理学の本などにある一門一答の様な感じではなく、答えと共に様々な知識や意味などが書かれています。 ここに書かれていることを全て身につけようとするなら、そこそこの時間をかけて理解していく必要がありますが、それをしても読む価値はあるのではないかと個人的には思います。