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教材設計マニュアル―独学を支援するために

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教材設計マニュアル―独学を支援するためにの解説

   これから企業研修などのための教材作成に取り組もうという人におすすめしたいのが本書。初めて独学で教材づくりにチャレンジする人を想定し、教材のイメージづくりから教材の作成、改善までを、アメリカの教育工学実践の中核となっているインストラクショナルデザイン(以下「ID」=さまざまな環境で最適な効果を上げる教育方法の設計)の考え方に基づき解説している。

   本書は10章で構成される。1から2章は「独学を支援する教材」のイメージをつかむ導入部で、3から4章はテストの役割、作成方法を説く。5から7章はプリント教材の設計、作成方法を解説。8から9章では実際に教材を試用し、改善する方法を示している。10章は本書の「まとめ」に相当し、独学を支援する教材の意義や教えることの意味などについて述べている。各章とも、冒頭に「学習目標」を箇条書きで掲げたうえで、「背景」、その章の「キーワード」、「事例」、「章のまとめ」を簡潔明瞭に記述。内容が理解できたかを確認するための「練習」と「フィードバック」も掲載しており、かなり丁寧なつくりになっている。また、「釣り入門」の教材づくりを「事例」に取り上げるなど、親しみがわく配慮がなされている点もうれしい。

   インターネットを活用したeラーニングの普及に伴い、IDはeラーニングを効果的に実施していくための手法として注目されている。それだけに、研修を受ける人も本書でIDの基本的な考え方を知っておくことは有益ではないか。(清水英孝)

教材設計マニュアル―独学を支援するためにの商品レビュー

4.0 社会人教育への適用には少し遠いのでは?
小中高の先生向け、タイトル通り教材作成のマニュアルである。
おそらく授業計画の参考にもなるのだろう。

だが「**ができる」という到達点の設定から入ることの利点はわかるのだが、その基準に合格したらそれでおしまいになってしまわないだろうか。もっとも、これは独習教材には過大な要求なのかもしれないが。

大学の講義・企業研修も視野に入っているのだが、それらに適用するにはもっと抽象度の高い例を引いて欲しかった。著者が第10章でいう、「自立した学び手」である社会人・大学生に対しての独習教材が本書で解説される答えのある閉じた内容のものばかりではどうも物足りない。
このような感想を抱くのは教材を作ろうとする側の整理が足りないからだ、と言われるかもしれないが。
大人の使い方としては、課題の整理のために独習教材の作製をシミュレートするという方法はあり得るだろう。

最後の第10章には著者の思いが描かれ同意するところも多いのだが、その思想が全体に反映されているかは少々疑問である。
4.0 現代の独学 e-Learningの参考にもなる
とにかく読みやすい。本そのものが、一つの教材になり、その中で一つの教材を作っている手順に従って解説する、そんな入れ子構造が著者の周到な準備を感じさせて好印象。
しかも、ベテランへのアドバイスを求めることなど、きわめて実際的な手順が示されている。
最近は、教材もインターネットなどを使ってホームページ上、そしてe-Learningという形式を取るものが増えてきた。
学校や企業も、e-Learningばやりだ。でも単に、紙芝居のようなものも多く、インタラクティブとは言い難い。その紙芝居であっても、この本に示されているような「責任範囲の明示」などを明記すれば、かなり印象は異なるのではないだろうか。
まだまだ、この本の役割は大きいと感じられる。
5.0 入門向け--他書に比べて教育システムが単純
 実はまだ読んでいる途中だが、この本は《買い》だろう。教材の設計・開発・運用・改善を体系的に行う方法が紹介されている。教育工学やIDの本がたくさん出版されるようになったが、多くの本が《大規模な教育システムを想定していて非常に読みにくい》。
 《この本の良いところ》は、対象とする《教育システムを「独学を支援する教材」に限定》しているため、非常に《単純でかつ総括的に説明》されているところである。
 
5.0 教育に関わる全ての人のために…
この本、教育に関わる人のバイブル的存在です。
ねらいは「教材を作成するためのポイントについて理解する」ことですが、教育を設計するために必要な考え方のエッセンスが盛り込まれているので、入門書として最適です。
また、最近話題のインストラクショナルデザインの入門書でもありますから、これからインストラクショナルデザインについて学習しようという方は、まずこの本を読んでおきましょう。
とにかく、教育に携わっているなら”買い”ですね!
4.0 はじめての取り組みには?
大学の卒論などでは、教授の思考に沿った内容のテーマで、
尚かつ、文章形態で悩んだ方は多いはず。

社会人になっても、他人に作成したものを出す場合、
対象となる事物に対して、いいものをつくらなれけば、
評価を受けるのは難しい。

本書では、教材をテーマに詳細に展開している。
例えでも、趣味の教材をとりあげ、わかりやすい。

知価社会において役立つ1冊だと思う。

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