何回も読み返している本です。
この本と出合ったのはかれこれ6~7年前です。
それ以来何回も読み返している本です。
精神的につらいとき、ちょっと考えが煮詰まったときなどに手にとっています。前半では、個人の「心」や「意識」、グループ・社会としての「意識」がいかにして現実を作り、環境を作っているかをさまざまな臨床例を交えながらわかりやすく解説してあります。
後半は、その現実を作り出している意識を変えるために10のステップが書かれています。
この本を読むたびに、自分の中心に戻るというか新たな力が湧いてくるのが感じられます。なぜなら固定的に見てしまいがちな今の環境が、自分の意識いかんで変わると思えるのですから。
自己啓発だけではない、「癒し」効果もある本
本書は、前半部分で、心がどのように現実世界に影響を及ぼすかについて説明しています。後半は、心の法則にのっとり、人生のさまざまな側面で成功するための方法を、AからJまでの「10ヶ条」の法則として具体的に述べています。前半での、「心は見ること(ビジョン)を信じ、その後に、信じたことを見る」という記述が、時を経るごとに「なるほどなぁ」と、しみじみ納得しています。
後半ですが、「あなたの意識を確立しよう!」という見出しで、AからJまでの「10ヶ条」が紹介されています。私は特に、「自分はすでに成功者だと考えましょう。なずなら、心は現在の自分だと考えるものを出発点とするから」という部分がとても心に響きます。私は、「なんて自分はダメなんだ」と落ち込んでしまいがちなのですが、そんな時、この言葉を思い出して、正しいスタート地点に戻れるのです。
ですので、本書は自己啓発の面と合わせて、癒しの効果もあると常々感じています。そのため、自己啓発系の本をこれまで読まれなかった方も、この本ならなじみやすいと思います。自己啓発系の本は、肝心の具体的方法が曖昧で、単なるセミナーの宣伝本?と疑ってしまうケースも少なくないですが、その点、本書は具体的な方法をきちんと示して自己完結しています。
最後に、「10ヶ条」の「気長に、忍耐強く」のところで私が特に好きな節をご紹介しましょう。
「あなたは新しい種をまきました。種まきを終えた農夫のように待ちましょう」
何でもスピードが求められ、心が不安や焦燥感に陥りがちな現代こそ、「気長に待つ」というのは、実はとても高度で知的な、かつ必要なスキルではないかと思うのです。
願望実現の古典
日本教文社から1975年に発刊されていた同名書がサンマーク文庫に収録されたもので、旧かな・旧漢字が現代式に改められており、値段も安いので思わず買った。
内容的には、アメリカで多数出版されている「心で成功する」式の本であるが、原著発刊が1961年なので、とてもシンプルな内容である。短いので一気に読めてしまう。part.1は、「気の持ちようで病勢が左右される」ことからいきなり、人生万般すべて意識に従って変化する、と持ち込むところなどかなり強引でさえある。訳のせいか、言い回しもわかりにくい。
part.2は意識改革のための十ヶ条を解説したもので、類書で言われていることを同じように説いている。
全体に新味は無いが、こちらが古いのだから文句は言えない。古典として、原点を知るにはよいかも。