当然といえば当然なのだけれど・・・
書かれているのは、ごく当たり前のことだけです。
特別な技術・テクニックの書かれている本ではありません。
ので、特に新しいテクニックをお探しの方には、向かないかもしれません。
が、よくあるように、当たり前だけれど、基本的なことですが、
ついつい、人間関係の中で甘えが出て、そのことを忘れてやってしまい、人を傷つけてしまったり、ビジネスで取り返しのつかない損失を生んでしまったり、
ということがあるのではないでしょうか。
「はじめに」で、著者もあえて、「あくまで”復習”するくらいの気持ちで呼んでくれてかまわない」と、書かれています。
文章で書かれると、当然のことですまされそうですが、
人の気持ちを読み、ストレスなく円滑なコミュニケーションをすすめていくために、
もう一度、この本でポイントをおさえてみて、わが身を振り返ってみるチャンスにしてみると、
いいのでは? と思います。
なぜ場の空気が読めないのか? の考察にはじまり、スキルを磨く方法を解説してくれてあり、
またケーススタディなどもついているので、理解もしやすいです。
この本を読まれても、「自分はこのスキルに富んでいるから必要なことがかかれていなかった」と思われる方も、
最後の付録、『それでも「場の空気が読めない人」とのつきあい方』は、
別の意味で、ストレスレスに生きていくのに、役立つのでは? と思います。
天然ボケでは済まされない方へ
場の空気を読めよ!そんな風に叱責された経験のある方へお勧めです。
若い女性なら、あの子は天然だからで許されるかもしれません。
しかし、サラリーマン世界では、それでは通用しません。
本書では、場の空気を読むとはどういうことか、どうすれば読めるようになるのかについて書かれています。巻末では、ケーススタディとして事例も掲載されています。場の空気が読める人にとっては、本書の内容は大したものじゃないかもしれません。いつもタイミングを外してしまう、ギャグがすべってしまう人にとって、場の空気が読めるようになるのは、死活問題なんです。
そういう意味で、誰が読んでも面白い本ではないでしょうが、本気で悩んでいる人には役立つ本だと思います。