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TVや雑誌などのメディアで「新製品、新サービス」を考案した人や会社の インタビューを見ると、「これまでの発想や視点を変えてみた」系のモノが 非常に多いように思う。 そして、そんなメディアに取り上げられるほどの素晴らしいアイディアまで いかなくても、そういった「発想や視点の転換」によって得られたアイディアが 問題解決の引き金となる事は多いと思う。本書はそういった「発想や視点の転換」 を行う為のトレーニングのネタ帳である。 私自身は本書でも取り上げられているアイディアの源泉についての書籍や他の 同系統の「発想の転換」について述べられた書籍や資料、講習などを読んだり 受けたりしているのでそれほど大きな発見はなかったが、「あぁ、そういう 観点で見ていていいんだよね」という自信(または確信)が得られたと思う。 定番的なトレーニングは一通り押さえられていると思うので、これから そういった「発想の転換」のトレーニングをしたいと思っている人にとって、 本書は良いパートナーとなるだろう。 似たテーマの本がたくさんある中で、「突出した点」と言う観点では少し 弱いかな?という事で星4つとしました。
「よく見る」こと。「見ることを意識化する」こと。 頭でわかっているつもりでも、現実にはルーティーンな日常のなかで周りの人や風景の99%をぼんやり見過ごしてしまっているに違いない。 それに対して、「大人の宿題」のメッセージは明解だ。 「アイデアは決してゼロから生まれるものではない」ことを大前提に、アイデアを発見し育てるための考え方を披露してくれる。著者の実体験が盛り込まれているのがいい。 人と違った特殊な経験だけがアイデアを生むのではない。要はものの見方であり、視点の設定力なのだ。いちばん最初に登場する「ズームアウト」の技術だけでも、本気で修得すれば日常の見え方が全然違ってくることだろう。 通読した後は手元に置いておいて、企画のレンズが曇ったときにパラパラとめくってみたい。