解説書や仕様書の位置づけ
まずは結論。
XMLの仕様について、深く知りたい方にお勧め。初心者が購入しても、後々必要になる事項が記載されているので、仕事に必要な人は必須。また、他の書籍と見比べても、ここまで詳しく書いている書籍がないので、買って損はしない。ただ、個人的にいくつか気になる点を列挙。
1.リファレンスや索引が不十分。気になることを索引で調べようと思って、索引から見つからないことが多々あった。
2.レイアウトがわかりづらかった。十分に見出しが強調されていないため、どれが章で、どれが節なのか等、一目判断しづらかった。
3.もっと推敲すれば、わかりやすくなったと思う文章。読むのに、少々根気がいる。
気になる点は、それぐらいだろうか。
あと、購入の際に、参考程度に。
あくまでも「解説書」や「仕様書」の内容なので、初心者には取っつきづらいと思われる。そのため、練習問題が多く掲載されている参考書で勉強をして、XMLの概要(何となくというレベルで十分)を把握した後に、細かい仕様を勉強した方が習熟には早いと思われる。
ある程度、理解した後に本書を読むと、さらなる理解とXMLをより発展したレベルでの利用が可能になると思われる。
XML技術について深い洞察の得られる一冊です。
私はこれまで旧「赤本」を愛用しており、XML1.0についてはこれで十分だと思っていましたので、「改訂版」が出た時、正直いって買おうかどうか迷ってしまいました。しかし、「改訂版」を手にした今、自信を持って申し上げます。『旧赤本ユーザの皆さん、赤本を改訂版にアップグレードしましょう!!』どこが良かったかというと、より一層、XML技術についての深い洞察が得られるようになったという点です。ちまたの「XML本」にありがちな表面的な解説ではなく、XML1.0 Second Edition・XHTML・NamespaceなどのXML技術について深い理解を得ることができました。特に、13章の「XMLの利用と将来」の部分は、XMLシステム実装上の注意点にまで踏み込んでおり、XML開発者にとって必読と思いました。また、「DTDによるスキーマ作成」など使える付録が充実しています。
一番知りたいXSLTやDOMなど実装寄りの解説は「下巻」ということです。