MeからXPへの移行にも役立つ一冊
Windows Meのユーザーだった私が、このたびWindows XPを購入した。ただしマシンは1台。さて、どうしようかと考えた。そんなときこの書は、私に3通りの方法を教えてくれたのだ。 第一は、今までのMeにかわって新たにXPに入れ替えるインストールだ。これは通常誰でも考える。しかしこれをやってしまうと、これまで作ったデータや設定は消えてしまう。そこで同書は、アプリケーションソフトで作成したデータや通信設定などのファイルのバックアップを、まるまる1章分(第3章)とって教えてくれている。
第二は、今のMeのシステムに上書きする形でXPをインストールする方法だ。これは、従来のMe時の設定やデータを残したままでXPに移行できる。しかしこれは引き続き従来の設定などを使うわけだから、上書きインストールを行う時点で不具合があってはならない。同書バックアップや再インストールの本でありながら、(それらを回避するための)通常のシステムメンテナンスの方法もまるまる1章分(第2章)とって教えてくれている。
第三に、ハードディスクの領域を2つに区切って、MeとXPの2つのOSをインストールする方法(デュアルブート)も第4章として教えてくれている。これは、Me用のアプリやデバイスドライバなどがXPに対応しなくても従来通り使えるので便利だ。もちろん、すべてのアプリやドライバがXP対応になったら、デュアルを解消して1OSにする。その方法もこの書では丁寧に教えてくれている。
同書は、画面キャプチャ付きで操作手順を紹介しているが、たんなる手順書ではなく「なぜ再インストールが必要か」という理念にも重きを置き、第1章はそうした説明を中心に書かれていることも付記しておく。