生兵法は捨て、この本を熟読してことにあたるべきです。
なんとも散文的な書名、そしてちょっと「けばい」表紙。
ですが、こうしたちょっと見にだまされてはいけません。
きわめて良心的な好著です。新しいパソコンは欲しい、だが、いまの環境を保ちながら、
新しいパソコンではいっそう快適になりたいというのが
多くの、多くのユーザーの願いであるはずですが、それが
実際にはいかに難しいことか!
引っ越しをうたったソフトでも、部分的な引っ越しができるに
すぎません。
こうした類の技術書は、ややもするとある特定のソフトや
ハードを前提にして、また著者の得な分野は過度に詳しく
(あまりなじみがないと思われる部分は孫引き風を臭わせながら)
書かれていることが多いのですが、私はこの本にはそうしたところが
みじんも感じられません。著者が公平な目でさまざまな「引っ越し」
方法を丁寧に説明しています。
また著者がコンピュータに詳しいことをひけらかすような雰囲気も
全くなく、読者は自分の知識や技術のレベルにあわせて「引っ越し」
方法を選べます。(ここに示されている目次を見てください。)
ちょっとパソコン小僧を誇って、生兵法で引っ越しに取り組んで、
何日も何日も悩んで苦しんでつらい目を見るのは、
時間の無駄。まったく徒労です。
謙虚にこの良書を読み(拾い読みでもOKです。)
さっさと引っ越しを済ませたいものです。
うまく引っ越しができずに何日も悩んだり、完全に
引っ越しができないソフトを買って沢山お金を使うよりも、
この本に投資する値段は本当にお得です。
お試しあれ!