難解ですが今までにない本です
本書はトレーディングシステムの開発よりは、システムの評価方法を解説した本です。本書の文章自体は平易に書かれていますが、中身はなかなか難しい本です。本書で解説されている検証方法をどう試すかといった点が難しいです。 エクセルやトレードステーションのプログラムも紹介されているので、データを集めて自分なりに検証することが可能です。あまり他では見ることのできないようなアイデアも多く、参考になることも数多くあります。
システム開発の必読書
これまでTradeStationなどでシステム開発を行ってきた人達には目から鱗の内容ではないでしょうか? 著者か強く勧めるのは金額ベースではなく、パーセンテージベースでのシステムの検証です。例えば日経225で200円の動きがあったとき、現在2002年のように10000円水準での200円の変動は2%に相当しますが、2000年の始めのように日経平均が20000円水準での200円の変動は1%にしかすぎません。そして1991年当時は30000円水準なので200円の変動は0.67%にしかすぎないのです。つまり、過去の金額ベースでの損益の平均値や標準偏差を求めても無意味であり、全ての損益をパーセンテージで計算するべきであると著者は主張しています。そのためのイージーランゲージのプログラムやエクセルのマクロについても書かれてあるので、それぞれのシステムを検証し直してみると新しい発見があるかもしれません。
資金管理についてもよく書かれており、ラルフ・ビンズ氏のオプティマルfについても書かれていますので、興味のある人にはオススメです。