モノクロページがマイナスとも云えます
多くのCG制作本によくある事ですが、全体的に個々の作家の方々の「手の内」は解説されていません。
ソフトのツール説明、ブラシのカスタマイズ、水彩設定数値等、無きに等しいです。
(この書の主旨ではないのかもしれませんが、初心者向け解説はゼロです。)個々の作家陣の一連の制作手順を見る事も貴重ですが、CG制作本である以上、それ以上の+α面が欲しい事も否めません。
また紹介されている作家陣の半数以上は、大胆な筆致を魅力とする水沢ひかる氏はじめ、「感性」で執筆されている為、画法と呼べる紹介もまたほぼ皆無です。
参加作家の某氏のHPを拝見した際、この書に収めてある制作原稿の制作日数は正味3日程度だったそうですが、確かに3日程度の事はあるとしか云いようがなく…簡略過ぎる制作紹介、またモノクロページだった事も踏まえて(色のグラデーションやぼかし等、モノクロで理解するのは難しい話)、ビジュアル解説不足で判りづらい面もあります。
Photoshopと異なり、Painterソフトはアナログ画法と変わらない面、ソフトの機能より作家自身の画力と技術が前面に出るものと云えるかもしれませんが、だからこそ作家本人が無意識に行っている塗り1つにしろ、「画の技術解説」が欲しかったという所です。
参加作家陣はどの方も素晴らしく申し分ありませんが、上記の感想を以て、★三つとさせて頂きます。
コミック系イラストの参考になります。
ペインターの解説書は多いですが、コミック系イラストに絞ったものは
なかなか少なく、とても参考になります。画材やインターフェイスについての詳しい説明はあまりなく、作家さんの製作情報、手順紹介に力が入っています。
そのため、初心者向けではありません。
作例がカラーページないところがあるので、多少わかりづらいところもありますが十分見ごたえはあります。