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タイトルは"名機"図鑑となってますが Macのほとんどの機種が網羅されています。 感の良い人はそのへんで察しがつくでしょう。 自分は鈍かったです(笑) オールドPCが好きで、昔を懐かしんでこの本を購入したのですが macとjobsの業績をひたすらマンセーする構成に かなり違和感を感じました。 大量の機種を取り上げている関係で内容が薄く (大体1機種あたり見開き1ページ) 写真も小さく、食い足りない印象が拭えません。 写真は当時の雑誌記事や広告ではなく 現存する実機を集めて新たに撮りおこしてあります。 その為古い機種では黄ばみが目立つのが残念。 せっかく実機があるのだから内部写真など もっと突っ込んだ解説を載せて欲しかった。 機種を絞ればできたはずで、これならあと10ページ増やして appleII/III/Lisaなども扱う"apple名機図鑑"にしたほうが 良かったと思います。
Macintoshの写真集兼解説本。 apple製品には他の追随を許さない独創性と機能美に溢れた秀逸なデザインの製品が多い。 そのデザインや製品の魅力の本質に迫る解説をしている。 この類の本を書くことが出来る人は世界中でもそんなに大勢はいないと思うが、 執筆者の大谷和利氏は科学記事のライターとして、あるいはMac関係の伝道者として、 広く深い造詣を持っており、そのMacに対する知識と愛情が存分に発揮されている。 科学者には二通りの人間がいる。 事実を可能な限り客観的かつ正確に把握し、その奥に秘められた真実に迫ろうとする者。 逆に自分、あるいはスポンサーの都合の良い情報だけを選別し、強引な論法で一般大衆 を欺き騙すようなエセ科学者。 大谷氏は間違いなく、それも一流の科学者であろう。 Macのデザインを単純に分析するにとどまらず、機能・性能面での必然性、デザインに 託されたユーザーへのメッセージ、開発の舞台裏など、一般人では知りえない領域まで 踏み込んだ解説がされている。 一流の製品には、類似品にはない独特の存在感=オーラのようなものをまとっているが、 それが一体どういうところから来ているのか、頁をを手繰っているうちにおぼろげに 見えてくるような気がする。 Macに限らずappleの製品は、写真で見ると平凡だが実物を目の当たりにすると非常に 美しい、あるいはカッコいい、というデザインが多い。 これはこの手の書籍にとっては非常に厄介な問題なのだが、本書の写真は非常に よく撮れていて、製品の魅力をかなりうまく再現している。 ほぼフルカラーであるにもかかわらず非常に安価でお買い得。 Mac好きはもちろん、工業製品の意匠デザイナー、それを目指す人たちにも必携の一冊。 まあ、本体のデザインはこんなに良いのに、なんでMacのTV-CMはあんなにダメダメ なんだろう? という疑問は相変わらず残るのだが。