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この本を書店ではじ゚て見たとき、そのタイトルとデザインから任侠風のマンガだと思いました。そのようなジャンルの作品は読まないのですが、印象的なタイトルに引かれて読んでみると、そのような作品でないことが分りました。このマンガは短編集です。ある小さな町の商店街の古い映画館で放映している昔の映画達、そういう設定です(最後に示される)。ストーリーはどれも成長物語(今いるポジションから1歩前に進む)になっていて、バイオレンスな表現が多いにもかかわらず、読み終わった後に気持ちのいい印象が残ります。例を挙げると、小説をかけなくなった小説家が失恋をきっかけにまた小説を書くようになる話。好きな先輩に気持ちを伝えられないでいる女の子が自分を愛してくれる完璧な人造人間を手に入れるけど、それを自分で壊して自分の素直な気持ちを取り戻す話など。また、印象的なセリフが多く、その中でも小説家が小説を再び書き始める前のセリフはキラキラしていて、それでいて美しすぎない、でもやっぱりきれいなセリフになっています。癖のある絵柄に抵抗がないなら読んでみるのもいいかもしれません。お勧めします。