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テレビだョ!全員集合―自作自演の1970年代の商品レビュー オタク的盛り上がりとは一味違う、70年代TVの知的研究
70年代は「TVの時代」だった。流行りの音楽もファッションもスポーツもアートも遊びも言葉も、発信元はほとんどがTVだった。一億の国民はTVを通じて長嶋茂雄の引退に涙し、「また逢う日まで」や「喝采」や「UFO」を口ずさみ、「浅間山荘」の成り行きをじっと見守り、大晦日ごとに「レコ大」、「紅白」、「ゆく年くる年」をはしごした。あの時期、人々の暮らしの記憶は結局何らかの形でTVと結びついているのではないだろうか。 やがてTVは、波打ち際の砂の上に描いた顔のように、消滅するのかも
『夜ヒット』で演出の余白に拾い上げられた「日常としての素顔」が、『スタ誕』における「素人性」として像を結び、歌手の余白に「アイドル」が生成した、と太田は論じる。しかも欲望されるのは単なる「素人性」ではなく、あくまで裏から操られた身体としての「素人性」だ、と但し書き付きで(p66)。これは田所がリアリティ・ショーに触れ、視聴者は番組という虚実の境界が曖昧な環境の中で、出演者の「素の表情」や「本気」を追い求めると述べていることと対応するだろう(p212)。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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