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イギリスの切り裂きジャックに通じるものがあります。 真犯人は、絶対に近くにいそうです。 先入観や他の情報なしで読み始めたのだが、 今から40年以上前の事件だと思わなかった。 OJシンプソン事件をダイジェストで観たときに感じたが、 アメリカの(科学)捜査は、質が高いのかと思ったが、 管轄権をめぐって、小競り合いをしたり、証拠をしっかり提示しなかったために、 見逃したことがあったり、証拠の保管がずさんだったり。 本当に犯人を捕まえる気があるのか、疑いたくなることがある。 この中で、作者は「あの人」が、犯人に違いないと言っている。 しかし、時間が経ってしまっているので、すでに死亡したものがいる。 きっと捕まらないのだと思うが、あれだけの証拠や資料があるのだから、 だれか執念で解明して欲しいと思う。 事実で、真犯人が捕まっていないので、少し消化不良である…
D・フィンチャー監督の映画でも主人公としてゾディアックの情報を集め回る新聞記者ロバート・グレイスミスが、この事件で集めた証言、証拠品等を600ページに渡って見せてくれます。 その表現は、あくまで冷静で第三者的なものに留められています。著者の仮説も控えめです。そのために、この本を読んで、ゾディアック事件の真相を推理してみる楽しさもあります。 「性的サディスト」で、頭脳明晰ながら残酷な性格を持ち、母親への復讐心から女性との関係が持てず、自傷願望を持つ男。これが一つの犯人像です。 日本人の目から見れば、目撃者がこれほど存在し、指紋、手紙の筆跡、遺留品と、これだけ条件が揃えば、迷宮入りする事件とはとても思えませんが、そこがアメリカなのでしょうか?