幸運は自分で勝ち取るものだと教えてくれた本
砂漠のど真ん中で5歳の少女は性器を切り取られる。
麻酔もないから、母親が暴れないよう少女を押さえつけ
ジプシーの老女が欠けた剃刀の刃にツバをはきかけ、
照りつける太陽の下、一切の性器を切り取とる。
更に平べったくなってしまった場所に棘で穴をあけ
排尿と月経のための小さな穴を残して縫合。
すべては将来の夫を喜ばすためだけに。
これが今まで13億人もの女性に施された女性割礼の実態である。こうしている間にも年間200万人の幼い女の子が
FGM(女性割礼)を施され続けている。
麻酔も消毒もない中で性器を切り取られた少女たちの多くは
出血多量や破傷風で命を落とし
生き延びたとしてもHIVや肝炎、膀胱炎、不妊症、月経困難、
うつで苦しみ続けなければならない。
著者は類まれな美貌と、信じられないような幸運に恵まれた。
しかし、その幸運のほとんどは彼女が努力でもぎ取ったものだ。
元は英語を話すことも読むこともできず
またパスポートさえなかったのである。
どんな逆境を前にしても持ち前の行動力と努力によって
走り続けハードルをクリアし、また走り続けていった。
これを読み終わったあと、自分が当たり前に思っていることが
どれだけ幸せなことなのか、一つ一つの当たり前に心から感謝した。
もうこれから先、
愚痴も文句も不平も不満も一切口にしない。
再度コレだけは何があっても守ろうと、自分に念を押した。