今度はどんな不幸が!?
3人のボードレールきょうだいは、大きな湖のある町の険しい丘のてっぺんにあるジョセフィーヌおばさんの家に引き取られることになる。
ある日、町で出会った親切な貸しボート屋の義足の男。その人こそまぎれもない、あのオラフ伯爵だった。こうして再びボードレールきょうだいに不幸な出来事が襲いかかる。ジョセフィーヌおばさんが自殺し、あとに残された手紙には、キャプテン・シャム(オラフ伯爵)に子ども達を引き取ってくれるようにお願いすると書いてあったのだ。このままではオラフ伯爵の思うつぼ。ボードレール家の遺産は全て、彼に横取りされてしまう。しかし、手紙の筆跡はまぎれもなくジョセフィーヌおばさんのものではあったが、どこかおかしい。文法にうるさいおばさんらしくない誤りが、そこかしこにあったのだ。実はそれはボードレールきょうだいに残された、秘密のメッセージだった。
今回は不幸は不幸ながら、ちょっとスリリングな冒険もある。ボートで湖に乗り出したきょうだいを、人食いヒルが襲うし、救助に来たのは、あのオラフ伯爵。一難去ってまた一難である。この事態を救うのは、いつものようにヴァイオレットの発明・工夫と、クラウスの読書による知識、サニーの4本の鋭い歯だ。最後にはまたしても姿をくらますオラフ伯爵。あとには力を合わせて生きていこうと決心する3人の子ども達が残される。次はどんな不幸が襲うのか!?
不幸シリーズ第3弾!
ボートレール兄弟の、あまりにも不幸なお話の第3弾です。
今度こそハッピーエンドだろうと思っているあなたは買わないほうがいいでしょう。こんな悲しいままで終わってしまうお話も珍しいです。
ぜひ第1弾からよんでみてください。
あまりの可愛そさに、首謀者オラフ伯爵にむかつきさえ憶えるはずです。