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中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義

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中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義の商品レビュー

4.0 多極化は進むだろう。中露同盟が実現するかは判断し難いが。
 ロシア情勢に詳しい著者がロシアの観点から世界情勢を読み解き、日本の向かう道を示している。本の内容の真偽はともかく、現在はアメリカ幕府の幕末であり、日本はアメリカの天領(将軍直轄地)であるとする例えは、非常に的確であると言える。

 日本はこのまま年貢(カネ)をアメリカに貢ぎ、自衛隊も出せと言われてこき使われるか。アメリカに見放されてチャイナの自治区になって人民解放軍による洗礼を受けるか。それとも独立するか。いずれの選択も国民次第だが、国民に世界情勢の読み解き方を指南する入門書として良書であると思う。

 キーワードは世界の覇権国の移り変わりと、国家のライフサイクル、そして石油である。覇権国とは金と力、すなわち基軸通貨と軍事力を持つ国である。米ドルは石油決済に使われる基軸通貨であるからこそ、たとえ何も輸出しなくてもアメリカ人は食っていける。石油決済をドル以外のユーロやループルで行おうとする国は自由と民主主義の名の下にアメリカの制裁を受けてきた。そのあたりが大変分かりやすく書かれている本だ。

 しかし、アメリカを快く思わないロシアとチャイナが組んだ場合は、否応なく日本は仁義なき抗争に巻き込まれるし、アメリカは覇権国の座からすべり落ちる可能性が大きい。その後は大政奉還した日本のように治安が維持されるのか、戦国時代に逆戻りするか。どうするニッポン。
5.0 世界を動かす真実はここにあった
世界の政治がどのような力学で、そしてどのような思惑で動いているのかを知りたければ、本書を読むのが最も手っ取り早く、そして正確な理解が出来るはずです。

世界はそれぞれの国が、ある意味利己的に、「自国の事のみ」を考え(これが国益と言う表現になるわけですが)動いているモノで、その国益同士がぶつかり合うのが政治の世界です。であれば、今後世界がどのように動いていくのかを推測しようとした場合、それぞれの国が考える、「国益」が何なのかを知らないといけないわけです。

本書は、中国、ロシア、アメリカと言った大国が、自分たちの「国益を実現するためのプロセス」がどう言ったものであるのかを解説したモノですが、とにかく、「言われれば当たり前、でも教えてもらわなければ、一生気がつく事がない」そんな真実をついています。
5.0 大人は当然。子供にも読ませたい一冊
アメリカ万歳教育の中で育った人にとってはプチアイデンティティー・クライシスを起こすかもしれません。
でも、アメリカ人は悪い人ではありません。
要はアメリカ政府の国を守る方法が悪いのです。
日本が大政奉還したように、アメリカも戦争をやめるべきです。
国の存続の為に戦争で人の命を奪うべきではないのです。
国民も含め、世界の人の為に覇権を譲りましょう。
それでアメリカが崩壊する訳ではありません。
国は土です。
覇権を諦めても形態は変わるでしょうが国や国民は存続し続けます。
それがアメリカと世界各国の真の得につながると思うのです。
私はこの本を読んでこのような考えになりました。

世界情勢を知りたい人にとっては当然お勧めです。
この本の良い所はトンデモ系や陰謀論などと違い、常識で既に知っている歴史的事実と同時に大手新聞記事の矛盾点などを指摘し、直球で報道されない本当の世界の動きを知る事ができる本です。

この本を読んだ後に新聞の国際面を読むと、記事から真実を分析する楽しさを得られるでしょう。

大人はもちろん、これからの未来を担う子供に読ませたい一冊だと思います。
5.0 補助線
世界情勢を理解する為の補助線を何本も引いてみせてくれる。
基軸通貨、石油、中国とインド等など。
イラン情勢が落ち着くまで日本は憲法改正をするべきではない、
10億のイスラム教徒を敵に回すことになるから。という指摘には、ハッとさせられた。
ただイラン情勢を含めてアメリカとイスラム教圏の人々との緊張関係は、今後50年以上は続くのではないか。
また最悪なのは、核武装せずに9条を改正してしまうことではないか、と本書を読んで思った。ロシア、中国、北朝鮮といった核武装したファシズム国家に囲まれた日本が、自力で防衛する力を完全に欠いたまま海外派兵可能としてしまうと、自衛隊は米国の戦奴になってしまう。米国の戦争奴隷提供命令にノーというには日本の核武装だけでは不十分だが、最低限の条件ではあろう。それからロシアも中国も決して自由化、民主化できぬ国だ、とも思いました。
4.0 こういう斬り方もあるでよ
読んでいて、初めは、これはトンデモ本を買ってしまったかなと思った。
なんぼなんでも例えが、、、、(でも日本が天領扱いで小藩ですらないというのは図星)。
中には「えええ!」と思った箇所もある。
安易にぶった斬り過ぎているようにも感じる。

しかし本書の魅力は、とにかく著者の視点が明快なこと。

「大ざっぱでいいのです。」と書いてある(第1章アメリカ幕末時代より。しかし本書全てが大雑把なわけではない)。
確かに精確に間違っているより大雑把でも当たっている方が良い。

真骨頂は第4章以降のロシア関連分析だろう。これはお手軽に読める割にソ連崩壊からロシア復権
までを手堅くフォローしている。さすがに履歴は伊達ではない。
(ロシアウォッチャーの方には自明のことかもしれないが)。

読後、指導者の質について考えてしまった。










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