中国利権の知られざる事実
最近、中国へのODAがやっと見直され始めた。これも本書を中心とする著者の執筆活動の成果だと感じるほど、本書は中国利権をよく分析している。本書にはとても印象的な写真が掲載されている(37ページ)。一見の価値あり。それは鄧小平が田中角栄の自宅を訪れた際に、並んで乾杯している時のもので、その背後には若き日の橋本龍太郎の姿も見る事ができる。そして51ページにある写真の、橋本の目つきも印象的だ。鄧はこの時、経済支援を田中に要求し、彼らによる国家の私物化が始まった時の決定的な写真だ。鄧小平には5人の子供がいて、配偶者を合わせた10人のうち4人がODAの窓口に関与している。しかし中国はさらにしたたかだった。中国の女工作員と関係した橋本の醜聞は中国側のリークだった。当時、アメリカからの圧力もあり、橋本は日本周辺有事に台湾を含めると政策を修正し始めていたからだ。
重慶でのサッカー反日騒動も記憶に新しいが、それを「人民日報」と同じレベルで「日本人の方がこの事件から教訓とする事は多い」と報じる「朝日新聞」などの日中「利権」サークルの面々。
朱鎔基前首相をTBSに招いた「News 23」で朱鎔基が日本は謝罪をしたことがないと嘘を言った時点で、それを正そうとせず、逆に「それに合わせて準備していました」とばかりに、日本が悪いという論調を展開した筑紫哲也には悪意さえ感じる。本書はそういう面々を、実名を上げながら弾劾している。
中国利権に関して、隠された事実が満載の貴重な集大成だと思う。「中国ODA6兆円の闇―誰のための、何のための「援助」なのか」と共に、お勧めの1冊。
知らなかった
中国へのODA利権については、あまり良く知らなかった
ただ、なんとなくおかしいとは感じていた
しかし、本書を読んで、ODAとそれを取り囲む政治家の
利権の汚さを強く感じた
中国ODAに関しては、Q&A方式で詳しく説明がなされて
おり分かりやすい
また、中国という国家はかなり腐敗しているのだなとも感じた
そして、中国に進出していく企業・商社は、なんでもありなんだな
と思った現在、中国へのODA廃止が議論されている。この本を読めば
なぜ、中国にODAの必要性が良くわかると思う
国益を忘れた外交への怒り
購入後、興奮しつつ1日で読み終えた。ODA利権に群がり私腹を肥やしている政治家。
中国に媚びへつらうだけのチャイナスクール官僚。
反日教育の推進に気づきながら、中国の機嫌を損ねないために国内に報道しない大手マスコミ。
このような状況ではODAを一端白紙に戻し、国益にかなうかどうか再吟味すべきだ。また、反日教育を止めなければ、ODAを供与しないというように、交渉の手段として有効利用すべきだろう。
そもそも、本書に登場する国益ではなく私情でしか外交を行えない政治家には、有権者として退場してもらうしかない。