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「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書)

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「ひきこもり国家」日本―なぜ日本はグローバル化の波に乗り遅れたのか (宝島社新書)の商品レビュー

2.0 クリエイターの感性と限界
タイトルに惹かれて思わず買ってしまったが、
序文で日本が一番右端にくる世界地図を引っ張り出してきて
著者が世界における日本の存在感はこの程度だと
いまさらながらに声高に熱く語っているのにまずふいてしまった。

直接経済・金融にかかわっていなくても
誰しもが世界経済の動向の影響を受けることを
わかりやすくノリのいい文章で教えてくれているが、
グローバリゼーションを絶対視するありがちな見解に終始しているのが残念。

日本に関しても国の借金1000兆円とか不安をあおるありがちなマイナス情報しか語っていないが、
せっかく経済の素人である著者が語るのだから
的外れでもいいからもっと別の側面からいろいろな意見を述べてもよかったのでは。
日本国民の個人金融資産は約1500兆円あるといわれてますし。
なんか専門外なのにこんなにも勉強しました、ほめて、ほめてという態度が見えて興ざめ。
これでは沢尻さんはたぶらかせても他の人は無理でしょう。

著者自身が日本が経済大国じゃなくなっちゃう、やばい!
という大国幻想にとらわれている感じがするが、
北欧などのように別に日本という国が大国でなくなっても
個人の所得があがって一人ひとりが幸せになればいいのだから、
もっと暴論を語ってもよかったのではないかと思います。

とりあえず最近の世界経済の中における日本の立ち位置を
外から見た視点でざっくり知るには読みやすいしいいのではないでしょうか。
2.0 未来に備えよ
エンターティメント性が高くいっきに読めてしまう。
高城 剛氏の本は面白い。
特に環境問題に注視している内容は納得してしまった。

が、しかしこの本の趣旨はいったいなんなのだろう。
一見、日本の将来を憂い、現在の日本に生きる若者に向け、まっとに「世界を見よ」「現実を受け止めよ」「未来に備えよ」と主張しているように思える。
だがしかし、実はいかんともし難いほど現実味に乏しい。

ナショナリズムとは言わないが、自分の住む地域が衰亡しそうだからと、はたしてどれだけの人が安全そうな地域に越したり、海外に移住したりするのだろうか。

また氏のビジョンを忠実に実行する若者が多数生まれ、その潮流が現実的なものとなったとき、果たして日本はよい方向へ向かうのだろうか。
否、氏のイメージする最悪の事態へ邁進してゆくのではないだろうか。

なぜなら、その方が、実行した若者にとって有益だからである。

氏のようなエンターティメントを語れる人物が、経済や世界の大局を発信するのは、非常に有意義なことだと思う。それが個人的な感覚の発信だとしても。
ただ、例えわずかでも、その影響を受けた若者が「人の役に立つ」ビジョンから乖離し、利己主義に走るよう扇動するのは、いかがなものかと思わざるをえない。

3.0 日本の国家の借金も、いつのまには1000兆円である。
1980年代くらいから日本は「経済大国」、お金持ちの国を思われてきた。この時代の終わりが始まっている。インターネット、グローバリゼイション、格差社会である。日本の国家の借金も、いつのまには1000兆円である。このような時代に、だらだら過ごしていると、つまらない人生になってしまう。どうしたら良いだろう?

この本を読もう。

世界で通用するスキルを身につけよう(簡単ではないよ)。
財産を守る術をもとう。
世界を旅しよう。
新しい仕事を始めよう。
1.0 感想ですが、
昔あった「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の極めて単純な裏返しという印象。著者は世界中を飛び回り、一般人の我々は一生会うこともないであろう「要人」と話をし、そこで得た知識をベースに論を構成している。でも、そこに垣間見えるのは、かつて日本が貧しかった時代に、「トレンドウォッチャー」や「海外事情通」が、ただ海外のものをいち早く紹介して、一般人をびびらして、お守り代わりに商品を買わせるというマッチポンプの手口(つまりは著者のプロモーションということか?)。なんといいますか、「日本」という単位で何かを語ること自体がどーでもいい感じがするし、著者がいろんな場所で語る「未来」にも個人的には一切興味がもてない。そもそも、そんな風にまだ見ぬ世界に幸せと成功を求めるほど欲求不満ではないというか、僕は幸せや楽しさはすでにここにあると思うので、この本のように好奇心に振り回されて、そのことに気がつけないくらい感受性と想像力が鈍くなることのほうがもっと問題だと、そのように思った次第です。
3.0 専門外の人たちが調べた経済のおはなし
経済の専門ではない著者がこの本を出版したのは、日本の先行き不安を感じていた著者が周囲の人々と毎月毎週行った勉強会が主にあったからだ。
日本だけではない海外を拠点に活躍してきた著者達が感じていた漠然とした不安を、専門ではない経済を周囲の人々と学び考えたのが本書なので、この本にそこまでの期待はすべきではない。
ただ、日本国内での平和ボケは、かなり危険な兆候だと思うので、ひとまず専門外の人が書いたこの本から入るのはいいのではなでしょうか。

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