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日本人の美徳 誇りある日本人になろう (宝島社新書 262)

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日本人の美徳 誇りある日本人になろう (宝島社新書 262)の商品レビュー

2.0 桜井よしこ=日本の美徳?
このごろの保守寄りの人はどんな事を書いてるのか、たまには読んでみようと思い購入。

実際に読んでみると半分くらいは著者がかつてどのような生き様であったかを述べることに費やされており、
残り半分、道徳観や価値観について述べている箇所は日本人でなくても世界中どこへ行っても普通に社会生活を
送っている人ならそれなりに納得するであろう内容が大半でした。
私はてっきり本の題名から、日本人の美徳とされる点について日本のどのような文化風習が作用しているのかとか
どのようなアドバンテージがあるのかといったことを考察されるのかと思っていたのですが、まさか日本の文化風習を語るより
著者の思い出話に比重が置かれるとは・・・これはなんともつまらない。

あと内容的に気になった点として、P159〜160で
「報道のあり方にも、もちろん、問題があります。(略)特に大きい影響を与えているのはテレビ、新聞です。(略)
ですからテレビや新聞の報道に関わる記者の方々には、その責任を自覚してほしいと思います。」
とマスコミを説教するのですが、その直前のP156では
「誰かが何かを言おうとした、その頭越しに、発言するようなことはなるべくしないようにしています。
テレビなどの討論で、論敵を論破しようという時は、機先を制してパッと発言しますが普段はそうしないように気をつけています。」
と語っています。テレビの討論番組ではよく見られる状況ですが、しかし、著者の場合も含め、テレビでよくあるその状況は
実際は論破でも何でもない、テレビの特性を用いた単なる演出でしょう。
正味の部分はどうでも、視聴者に印象付けられればいいという考え方はドキュメンタリーにヤラセを持ち込むのと
動機としては同じメンタリティだと思います。
著者はなぜ他人事のようにマスコミを批判しているのか?著者自身が問題の当事者でしょう。
この本の内容自体があらかじめそう述べてしまっています。

全体の感想としては、おそらくこの本は口述筆記した内容に後から適当な題名を与えて出版したのだろうと想像しますが
著者はもちろん、編集者もロクな仕事をせずにやっつけで出してしまった本のように思えます。
もうちょっと頑張ってくれないと、正直この本を読むならちょっと気の利いたブログでも探して読んでるほうが面白いです。
4.0 襟を正してくれるような本
グローバリズムや欧米の価値観に埋もれがちな、日本の良さについて語ってくれる本。
まず、文章が読みやすくて上品です。おおらかさを感じます。

環境問題は表面的に思えましたが、これは生来の素直さ、育ちの良さからなのでしょう。
エピソードで親しみやすさを強調されていますが、やはりどこか大衆とは視点が違う気がしました。

家族の大切さや教育については、理想的ではありますが、これこそ美徳というもので諭されます。
本書は特に、これから親になる人におすすめしたいです。
5.0 古き良き日本を伝える本
著者はメディアでも講演でも著書の中でも、対外姿勢として歴史を知り国益を考え毅然とした態度の必要性を主張する。今の国の姿勢を正すには、まず日本の古き良き伝統を学び日本人の風習に備わった一つ一つの所作であったり礼儀を知ることであると説く。まさに温故知新の言葉そのものといっていい。
この本には著者の人生の糧となっている著者が幼少から学んだ茶道、海外でのホームステイ、そして外国人記者の上司との経験を通して学んだ事が書いてあり、著者の現在の決してぶれることのない凜とした姿勢の根源を少しだけ垣間見ることができる。
「はしたない」という言葉の意味が薄れつつある日本への危機感。というメッセージが心に響く一冊。
また目を引くのが、家族関係と躾の章である。
夫婦同士で「パパ」「ママ」と呼び合うことのおかしさ。核家族化が進む中で子供が人の生と死を感じられなくなっていることの危うさなどが述べられており、今の教育問題を知る上でいいヒントになると感じた。
本書は読みやすく行間もあるため、短時間で読む事ができる。難しい専門用語などが書かれていなく、なるべく易しく多くの人に伝わりやすいように書いてるが、各章でされている様々な問題提起はそれだけに深くまで考えさせられる。
5.0 今こそ読むべき1冊
 ”日本人の美徳”というタイトルに疑問を抱き購入しましたが、想像していたよりもわかりやすい内容でした。困難な時代の今こそいかにして私たちは姿勢を正して立ち向かうべきかが伝わってきます。中学生にも理解できる易しい文体なので是非おすすめしたい。  
4.0 さすが櫻井さん!
含蓄ある言葉で読んでいてさわやかな気持ちになりました。

日本・欧米という国境感よりかは、保守か革新かという概念を天秤に、保守思想を礼賛する日本を至上せよというメッセージとして受け取りました。かといって他国やリベラルをむやみに貶めるような傲慢さも無いあたりこれこそ国粋主義かと思います。

「女性の品格」よか品格を感じさせる読後感です。櫻井さんのような人になりたいなぁと思わせてくれました。期待を超える良書をありがとうございます。

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