アメリカンドリーム
シリコンバレーには間違いなくアメリカンドリームが存在している。 好きな事をしていただけなのに成功した人もいれば、最初から大金持ちになろうとして成功した人もいる。動機はどうあれ、誰もやっていない事を誰よりも早く、便利な事をより便利にしていく事によって、アメリカンドリームは達成されていく。それをバックアップするVCは、我が日本では考えられないような存在だ。フロンティアスピリットと金銭感覚という相反する物の融合体がVCなのだろうか?
金銭感覚をマヒさせてみたい人におススメ。
本書はシリコンバレーというアメリカの限定的な地域のお話だが、そこから発信されている技術、情報、ゴシップが世界で一番注目されている。 物語は、シリコンバレーがまだシリコンバレーではなかった1840年代のゴールドラッシュ時代から始まり、現在にいたるまでを紹介している。 私が特に面白かったのは、まるで人生ゲームのように日々繰り広げられるマネーゲームだ。現在でも有名なスティーブ・ジョブズ、ラリー・エリソン、ジム・クラーク、マーク・アンドリーセン、ジョン・ドーア、ジェリー・ヤンそしてビル・ゲイツと彼に葬られた名もない人々などアメリカハイテク業界の著名人のオールスター総出演。その私生活が垣間見える。
また、暗算が苦手な人は電卓を用意することをおススメする。というのも彼らが手にする多額の報酬の額はわれわれが一生かかっても拝めない金額なのだ。 最後に、本書がシリコンバレーにおける現在のサクセスストーリーのため、amazon.comは登場しない。続編に期待しよう。