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ラビリンス 上の商品レビュー ロマンチックなミステリー
発掘作業を手伝っていた、アリスが洞窟で偶然2人分の骸骨を発見する。骸骨が付けていた指輪と洞窟の壁に書かれていた迷路の模様を巡って、アリスの周りでさまざまな事件が起こるというストーリー。アリスの話と平行して、800年ほど前に生きるアレースの物語が書かれていて、この2人にどんなつながりあるのか、指輪と迷路の図には一体どんな真実が隠されているのか気になって仕方がなくなった。ミステリーとしてオススメな上に、2人の女性の恋や、人生が物語としても秀逸!愛や信念を貫くアレースの生き方はただひたすらかっこいいと思うし、アリスが恋に落ちていく過程もドキドキした。ぜひ映画化して欲しい作品だ。 乙女チックロマンス。
作者が女性なのもあるかもしれませんが、 聖杯+Fifth Element+メトセラ
何に一番がっかりしたかと言えば「聖杯」の正体。この「聖杯」のおかげで「時を越えた物語」が成立しているのだけれど、想像しうる限り最も安易な形式で話を「成立」させているみたい。 ファンタジーかミステリーか?
800年の時を超えて運命の絆で結ばれるアリスとアレース。この二人を軸に、現代と800年前の時代で物語が同時進行してゆく。しかし、二人の関係(ご先祖様とその子孫らしい)がいまひとつ判然としないのが不満。輪廻転生の物語と言うわけでもない。上巻は主人公達のトンマな話がダラダラと語られ、読んでいてイライラしてきた。下巻では半分を過ぎた頃からようやくドラマチックに面白くなり、それからは一気に読める。ストーリーとしては面白いが、周辺部分に説得力が足りない。ファンタジーとミステリーをごちゃ混ぜにした感じである。因みに、佐藤賢一の「オクタシニア」を読むと、本書のベースとなっているカタリ派と十字軍(カトリック)の壮絶な攻防がよく理解できる。 十字軍と異端審問の時代の勇気と愛の物語
中世英語が専門の Alice は,ヴォランティアで南フランス(Carcassonne の南西約60km)での発掘に参加し,白骨死体2体と対面する.それは彼女の先祖 Alais とGuilhem の遺体で,Alice は超時間的テレパシーで結ばれた Alais の生まれ変わりなのだった.13世紀初期,教皇は Cathars(カタリ派)を異端として,十字軍を送り同じキリスト教徒の大殺戮を開始する(だから教皇には他の宗教の暴力を云々する資格はないのだ). Alais は,これ以外に,キリスト教以前のエジプト起源の聖杯の秘密を護る義務もあった.この聖杯に対して,秘密を盗む,あるいは十字軍的に破壊する諸勢力がある.Alice は現代のこの闘争で秘密を護る立場をとる.Alais は夫との間の娘を秘密とともにMontsegur の戦い(1244)まで護り抜き,勇気と愛を全うする.Alice は盗む連中との戦いに間一髪の差で勝ち,Alais の隠れ家のあとに移り住み,結婚して娘をもうけ,Alais がしたようにハーブの栽培を始める.大殺戮の歴史には驚かされるが,読後の気分は極めてよい.訳も丁寧で上出来である. 本の最新売り上げランキング - トップ10
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