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ピュアな純愛物語はいくらでもあるが この作品は以下二点の仕掛けが良い。 一点目。自然描写が美しい。田舎の自然が十分に書き込まれていて 読んでいても 目の前に浮かびあがるものがある。特に 川、湖、雨という「水」を印象的に使っている点で読んでいて快かった。この感覚は日本人には非常にわかり易いと思う。 二点目。純愛の舞台を 青春期、壮年期、老年期の3つに分割し かつ 老年期にクライマックスを持って行っている点が上手だと思う。年代を広くとることで 読者層が大きく広がった。若い人も 年を取った人も読めるように仕上がっているし かつ 老年期に頂点を持っていたことで 話に説得力を与えている。 それにしても 今なお かような純愛物語が 米国でベストセラーになる点には注目してもよい。やはり いつになっても 純愛物語の持つ力はあるということか。
映画化された時から気になっていたのですが、なかなか映画を観る機会がなく、文庫化されていたので、映画より前にまずはこちらの作品から読んでみました。 まさに、日本語題名の「きみに読む物語」という題名がぴったりの作品でした。 たまたま、新聞に載っていた初恋の人の記事を見て、急にその思い出の場所に行きたくなって、二人はまた出会って、運命は変わるのです。 その後の何十年かの話がなく、急に病気になってからの話になってしまい、幸せだった時の話もあったらなと思いました。でも、その後奇跡が起きるという、けして悲恋な話ではないのが良かったです。 全然内容は違いますが、「マディソン郡の橋」を思い出しました。