前半◎ 後半?
本の内容に一本、線が入っていて読みやすいですね。
著者なりに日本のプロ野球の問題点として、
監督交代のビジョンのなさ、オリンピックにプロが出場することの是非、
プロ野球改革のための提言をしています。
そのどれも説得力があるので、分かりやすいです。と、前半はとても読みやすいのですが、
後半に入って風向きが変わってしまっています。
自分の現役時代や監督時代のことを書いています。
自分の半生を振り返るという形になっていて、
ちょっと「監督論」というタイトルや前半部分との
内容の整合性が取れていない感じがします。
よって星3つです。
筋の通った、日本プロ野球界に対する提言
筆者の日本プロ野球界に対する提言は、一本筋が通っており、一読に値する。
もちろん、すべてが正しいと言うつもりはないが、監督としての成功者が語るだけあり、説得力がある。川上や、バレンタインとの確執についても、(もちろん彼の立場からであるが)正直に書いてある。
題名にちょっと偽りあり
球界切っての理論派広岡達朗の著書で、その題名もズバリ「監督論」だったので、私はあっさり買ってしまったのだが……。内容は面白いし、日本球界への提言満載。しかし肝心の「監督論」はあまり出てこないのだ。「監督論」というよりは、「日本球界への提言」と「過去の成功体験」、「川上との確執」といったことばかりが出てくる。内容は面白い。しかし、正確に言うと「監督論」ではなく、「広岡達朗の日本球界への提言」とすべきであったと思う。「監督論」を期待するとちょっと肩透かしを食う。