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イノベーションへの解 収益ある成長に向けて (Harvard business school press)

イノベーションへの解 収益ある成長に向けて (Harvard business school press)

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イノベーションへの解 収益ある成長に向けて (Harvard business school press)の解説

   優良企業におけるイノベーションがはらむ落とし穴を実証し、衝撃を与えた名著『イノベーションのジレンマ』待望の続編。イノベーション論を深化させ、研究者らの間に一躍広まったクリステンセン教授の理論のさらなる展開を本書に見ることができる。

   前作では破壊的な技術革新を受けて優位を脅かされる側の企業に置いていた視点を、今回はその技術革新で新事業を構築し、優位企業を打ち負かそうとする側に置いている。この「破壊される側ではなく破壊者となって」という立場が本書の特色である。そこでは技術革新にかかわる実務者にとって、より明快な行動指針が得られるだろう。実際に、どうすれば最強の競合企業を打ち負かせるのか、どのような製品を開発すべきか、もっとも発展性のある基盤となるのはどのような初期顧客か、製品の設計、生産、販売、流通のなかでどれを社内で行い、どれを外部に任せるべきか…というような、きわめて具体的な意思決定の「解」が提出されている。

 「無消費への対抗」など、次々に展開される破壊的イノベーションの局面は興味深く、そこでのマネジャー個人の行動やモチベーションまでカバーする理論はマネジメントの視野を確実に広げてくれる。事例となる企業や市場は、IBM、ソニーなどの常連から「クイック・サービス型レストランチェーンのミルクシェーク」などまで多彩で読みごたえがある。日本企業に「破壊」される米国市場を取り上げてきた著者が言う、「日本の経済システムは構造的に新たな破壊的成長の波の出現を阻害している」という提起も示唆的だ。さらなる読解が期待できるテキストとして、また、イノベーションやマネジメントの指南書として必携である。(棚上 勉)

イノベーションへの解 収益ある成長に向けて (Harvard business school press)の商品レビュー

5.0 経済学、経営戦略、人的組織ほとんどを包含した圧倒的良書
効率の良い読書というのを考えたとき、
このような本を読むことだと感じた。

筆者の論旨に対して、
ビジネススクールで指定本のような参考文献が提示され、
また、その書籍の概略が記されている。
それら書籍も名著だったりするので一石二鳥。
気になる個所については、その参照書籍を読み込めばよい。

破壊的技術について理論はもちろん、
この本の編集構成についてもすばらしい。

難点は読み込むのに非常に時間がかかる。
しかし、要点が箇条書きされているので、
火急的に読了しなくてはならない場合は、
そこだけマークして読み込むなんてこともできる。



3.0 イノベーションのジレンマとは別の本と理解した方が
イノベーションのジレンマの作者が書く企業として破壊的イノベーションに
どう対応するかについて述べた本

章立てがしっかりしているので、各章を要約すると
第一章は序章とも言うべき破壊的イノベーションを要約し
各章の主題を説明していってます。
2章はどうすれば最強の競合企業を打ち負かすことができるかと言うことで
破壊的イノベーションを拡張しています。
3章はどのような製品を作れば良いのかということで、余剰な価値、機能に
ついて述べています。
4章は利益ある事業を築く上で、元も発展性のある基盤となるのは、
どのような初期顧客か。という章の表現自体が少しおかしいのですが
チャネルについて述べています。
5章はどのようにモジュール化を行えば良いのかについて考察しています。
6章は競争優位の維持について何をすべきか
7章は組織について
8章は戦略について
9章は資金について
十章は上級役員の役割
となっています。 

章立てを見てのとおり3章ぐらいまではイノベーションのジレンマの
続きなのですがそれ以外の章は、イノベーションのジレンマを前提として
会社をどのように運用していくべきかを述べた内容です。

私自身は、イノベーションのジレンマに対し、「無消費」という概念で
拡張した部分に対しては新規性を感じるのですが、4章以降の内容は
イノベーションのジレンマを知っていれば、導出される内容の様に
思えて、あまり新しさを感じませんでした。

ある意味、ハーバードの懐の深さが理解できるのと、やはり2冊目は
さらに分厚くなっている分、どんどん理論が拡散していっているんだなぁ
というのが感想です。理論の鮮明さでは前作の方がよかったです。
5.0 時代を読む上で欠かせない
原書と比較しながら読んだ。訳もよい。3分冊であるが、2冊目がベストと思う。競争の軸とどのようにとらえ新たに創造するかを刺激してくれる本である。
戦略の本というよりマーケティングの前提という位置づけであり、市場を読むことが戦略及びマーケティングの基本であることを指摘している。
戦略の第4世代といわれかもしれない理論であるが、顧客サイドだけでなく、ITC(インド)による農家のネットによる組織化など、バリューチェーン全体でとらえたらどうなるか、筆者の新たな書籍を期待したい。
5.0 非常に理論的な内容でした。
「イノベーションのジレンマ」の内容をさらに突っ込んで理論的に解明したような内容でした。私にとっては文章言い回しが非常に難解であり何度も何度も時間をかけて読み返さなければなりませんでした。しかし、「イノベーションのジレンマ」では「なぜ、そういう結果になるのか」の説明をもう少し突っ込んで欲しいと思っていましたので、「イノベーションの解」を頑張って読んで本当にすっきりした感じです。2冊を読んで、過去の新聞やニュースなどで事業撤退、経営統合、買収に関連する内容を思い出せば、経営者が何故そのような意思決定をしたのかこの2冊の理論に当てはめて興味を持って考えるようにもなりました。しかし破壊的イノベーション、持続的イノベーションと言う2つの概念での切口は新鮮で内容にも奥行きはありますが、結局のところ競争戦略論であると言う読み方もできるかと思います。私はマイケル・ポータなどの競争戦略を読んだこともなく偉そうなことは言えませんが、メーカ勤務の方ならこの2冊の理論で充分かとも思いました。ところで「イノベーションのジレンマ」、「イノベーションの解」、そしてジェフリー・ムーアの「ライフサイクル・イノベーション」を読めば、かなり立体的に頭で整理でき理解がさらに深まると思います。あと残り「明日はだれのものか‐イノベーションの最終解」を読もうかどうか迷ってます。500ページほどもボリュームを読みこなす自信ありませんし読解力にも自信がありません。
5.0 本当に使える理論書
「「イノベーションのジレンマ」が理論の構築を目指したのに対し、本書の目的は読者に、理論を用いる方法を教えることであった。」(本書P.344)

・・・まさにその通りである。本書に沿って、「顧客、競合、自社の能力」とありきたりに事業企画フォーマットを埋めるのではなく、真にユニークなビジネスを生み出せるかどうか理論的・戦略的に考えをめぐらせながら、新しい事業やサービスの企画を行うことができる。そのようなビジネス書は稀有であるといってよい。

さらに、学問的、教養的にも、参照範囲が広く、深みがある。

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