なんでもかんでも2分の1にはなりません
極太の帯に帯に仰々しく、「プロジェクト完了期間を2分の1に
縮める方法!」などと書かれているので、大いなる期待を抱いて買っ
てしまう方がいたり、「2分の1なんて胡散臭い」と感じる方がい
らっしゃるような気がします。ちなみに私は両方で、胡散臭いと思
いつつも買ったクチです。 遅れだけでなく進みも伝播させるというコンセプトと、人間の問
題行動に焦点をあてた、プロジェクト運営に関わったことのある方
には、いずれも身に覚えのあるであろう事柄が、きちんと整理され
ています。どうも、この手のビジネス書の帯やタイトルはセンセー
ショナルなものになりがちになるのが常なので、過大な期待は抱か
ずに読んでみるのが良いかと思います。
うまくいくプロジェクト運営に共通して見られる現象がいくつも
著されていて、ばかげた期待に振り回されなければ、プロジェクト
の成功を次のプロジェクトで再現させるためのヒントにあふれた、
本だと思います。
TOCの共通基盤は、思考プロセスで、クリティカルチェーンも
その上に成り立っていますので、まず最低でも「ザ・ゴール2」を
読んでおかれたほうが良いと思います。
TOC理論は面白いが、実際には使えないでしょ
TOC理論自体は、面白い考え方です。ヒューマン的な要素を考慮してスケジューリングするのは実際面で役にたつでしょう。でも、計画時に考慮して、どうすんのー。なんか「ザ・ゴール」に書かれているから、正しいというような風潮は間違っている。
本当にこの理論で、プロジェクトを成功させてみなさい って。