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パイの物語

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パイの物語の商品レビュー

5.0 An amazing book, must read!
This book is one of my favourite stories. Martel blends reality and fantasy so well that I had to keep examining the book jacket to see if it said "based on a true story" anywhere.
3.0 故事を知らないと‥‥
英国ではリチャード・パーカーの故事は割と有名らしいですが、初めて読んだ時は全く知らなかったので、最後にどうしてこのような話の展開になるのかわからず、あまり楽しめませんでした。
19世紀末に起こったリチャード・パーカーの事件を踏まえると、まず初めに人物名や水難事故などの、事件との符合という謎が撒かれて、それがラストになって明かされる、見事な展開の小説だと言えると思います。これを知って初めて、ブッカー賞に合点がいきました。

しかし私を含め日本の多くの読者は、そのような読み方が出来なかったのではないでしょうか。単調な遭難の描写のあとにダークなどんでん返しがあるだけの小説と思ってしまった人も、少なくないのでは、と思います。
そういう翻訳小説の限界を踏まえ、星を−1させて頂きました。小説そのものや翻訳者に対しての減点ではありません。

(故事を知らずに読んでしまった人は「リチャード パーカー ポー」または「ミニョネット号事件」で検索なさってみてください。英国では有名な話らしいので、つまり実際には、驚愕のラストという言い方は正しくないのです。)
2.0 人によると思いますが
かなりいい評価の多い本ですが、私は微妙に思いました。
内容や設定は面白いと思いますが、その割には文章が平坦で、惹きこまれる感じがしないので、途中で読むのがつらくなることが何回かありました。敢えて淡々と描写をしているのでしょうか。また、最後のオチは面白いと思いますが、そこに至るまでの過程が長いです・・ラストへの布石とはいえ、多少冗長に感じられました。
4.0 驚愕のラスト

本書のバックカバーの粗筋を読んだ時には、16歳のインド人の少年パイが太平洋で遭難して一匹のハイエナとシマウマとオランウータンと虎と一緒に救命ボートの中に取り残されて漂流するといった内容が書いてあったので、動物との交流を描く心暖まる物語を期待していたが、その期待は大きく裏切られた。

前半の1/3ぐらいまでは、パイのインドでの生活が描かれる。この部分はパイの様々な宗教への傾倒ぶりが描かれたりしており、興味深くはあったが退屈であった。

パイが家族と一緒にカナダへ移住する船に乗船し、出発まもなく船が沈みボートに取り残されるところから物語が急転する。ここからは延々といかにパイが猛獣の虎と一緒に漂流生活を過ごすかが描かれる。この部分はそれなりに面白かったが、このレベルの海洋冒険小説であれば、もっと本格的なものが他にもありそうで、正直言って作者が何を目的に本書を書いたのかと疑問さえ有した。

ところが最終章を読んで、文字通り腰が抜けるほどの衝撃を受けた。この最終章を読む前は本書の評価は星2つか3つと思っていたが、評価が一変した。本書を手に取った人は、途中読み進めるのがつらくても最後まで読み通すことをお勧めする。

1.0 Shonan Daddy read,
日本の作品は出来るだけ単行本で読むことをモットーにしていますが、海外の小説はペーパーバックで読んでいます。ハードカバーが入手しにくい点とあちらのハードカバーは通勤電車内で読むには大きすぎ、重すぎという難点があるからです。またつまらない作品は途中で読み捨てることにしているので、まずペーパーバックで読んでみてという、すこし経済的な判断もあります。と前置きが長くなりましたが、この1冊は途中でほぼ止めそうになった本です。お薦めできません。
 インドで動物園を経営していた一家が貨物船(日本船籍、船名はすこしおかしいですが)で動物ともどもカナダへ移住する折、嵐と機関トラブルで難破沈没し、主人公Pieは奇跡的に救命ボートに難を逃れるのですが、なんとそのボートには傷ついたシマウマと、ハイエナとベンガル虎が相客として乗っているのです。さて主人公の命運はいかにと、モチーフとしては大変ドラマチックなのですが、正直言ってこの作者はこの題材(実話ということです)を感動作にしたてあげるには力量不足と思われます。事実この作品の退屈な前半部で小説家を志しスペインで第1作を発表するも全く不評でインドに流れてきてと自己紹介しているほどなのですから。
 じゃお前なぜ買ったんだと思われるでしょうが、裏表紙に久しぶりに登場したインタナショナルなファンタジーなどと推薦文があったりしたせいもありますが、なんといっても表紙が良かったのです。南洋のわきあがる雲を背景に漂流するボートの先頭に巨大なベンガル虎が水先案内人のように乗り出しており、後ろのほうに小さなインド少年が描かれているのです。誰が見てもこれはジャングルブックや狼王ロボーのような動物と人間の感動的なふれあい物語と思うではないですか。
漂着した海岸でのエンディングももっと感動的になるはずなのが尻つぼみのままおわってしまいます。

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