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基礎からわかる漢文 新訂版―句形整理の商品レビュー この一冊に尽きる。
かれこれ、25年前受験生だったころ、お世話になった。いまだに傍用で句法のチェックに使う。巷間をにぎわす「わかりやすい」類書は、手抜きが多い。「これさえ知ってたらいいや。後は省略、省略」。確かに受験という括りは必要だが、こと文学に関する限りは、慎重になったほうが良い。内容に肉薄し、共感するためには、言葉にいかに真摯であるかが問われてくる。作者は「ここまで知らないと、世界は見えない。追加、追加」。省略と追加。この本が売れ続ける理由は、追加がこじあける世界がいかに広いかを使った者が思いをこめてまわりに伝えているからだと思う。 高校生用の参考書だが社会人にも有益な漢文入門書
基本的に高校生向けの学参書である。第一章は送り仮名、返り点、置き字、再読文字などの訓読の基本の説明。そして第二章では漢文の表現を規定する様々な句形が簡潔かつ明確に整理されている。第三章は漢詩の予備知識と実際の鑑賞。第四章は儒教の経典や史書などの漢文の文章を読むための必要事項が解説されている。概して日栄社の出版物は良心的な値段のものが多いので好感が持てる。また学生でなくとも社会に出ると様々な文章を新聞、雑誌、小説・随筆・雑学書を読む機会が多い。そこで現代日本でも意外と「漢文脈」というものが息づいていることに気づかされる。また故事や四字熟語は出典の漢籍を理解してこそはじめて真に理解できる。漢文の基礎知識は単に中国や日本等の漢籍を紐解くためでなく、日本語をより深く理解し、ひいては自分自身の文章表現にも役に立てることにもつながる。本書は社会人が気軽に手元に置いておける漢文概説書としてお勧めできる。 本の最新売り上げランキング - トップ10
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