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NTTデータの成功物語を当事者からヒアリングし、その中から システムインテグレーションにおける「力の源泉」を見つけようとした本 構築するのは超大規模で複雑難解なシステムですが NTTデータには、電電公社の資産を使える環境や優秀な社員たちがいます 本当に羨ましい限りです.. 残念なことに、当事者からのヒアリング内容は、 タキシードを身にまとった「よそゆき」のコメントばかりでしたし、 抽出し分類した「力」は、ただ羅列しただけにすぎないよう感じました.. もともと、NTTデータのような特別な環境における事例を 分析し、汎用的な「力の源泉」は見つけようとしたことに そもそも無理があったのではないでしょうか.. 唯一の収穫だったのは、NTTデータの「力の源泉」が 「社員教育の手厚さ」であることをあらためて認識したことです やはり、大企業は違うなぁ、羨ましいなぁと、あらためて思いました.. 2007年度時点で、3000人ほどの社員がPMPを取得している(P74) 5分野の「知識標準」とする図書を100冊ずつ購入・配布し、試験を行う(P113)
紹介されている、SIで必要とされる能力に異論はありません。 しかし、取り上げられているものが大規模プロジェクトばかりだったのが気になります。 SI力は大規模プロジェクト開発能力なのでしょうか? 私は決してそうではないと思います。 大規模プロジェクトをリスク管理をしながら進めた事例はとても素晴らしいのですが、これだけ大規模ばかりになると自慢話にもとれてしまいます。おそらく編集のほうの問題でしょう。その点が非常に残念です。
パスカルノグチ 現在において、情報システムはIT社会を支えるもっとも重要な社会インフラである。その情報システムを開発・構築しているのがシステムインテグレ−タと呼ばれる企業集団である。SIといっても、世間一般にはそれがどのような企業なのか、その実像は意外に知られていない。本書は、日本を代表するSI企業のNTTデ−タ取り上げるなかで、SIがいったいどのような組織と能力を持った企業集団で、IT社会が求める役割や要求にどのような応え、どんな仕事をしているのか。豊富なプロジェクト事例とそこで働くさまざまな人物を紹介しながら、分かりやすくまとた好書である。SIとは、一言でいえば、情報システムの開発・運営を通じて、IT社会が求めるさまざまな問題や課題を解決する「課題解決のプロフェッショナル集団」だと思っている。SIが持っている課題解決のプロフェッショナル能力を本書は「SI力」というわかりやすい言葉で表現している。 SI力というと、どうしても最先端の技術力が注目される。しかし、本書のすぐれた点は、真の「SI力」は技術力よりも、それを使いこなす「組織力と人間力(人材力)」にこそ秘密あることを、NTTデ−タのさまざまなプロジェクト事例を通じて明確にしたことである。いかに最先端の技術力があっても、それを企業や社会が求める問題・課題解決に生かすことができなければ意味がない。それを生かせるかどうかはひとえに、SI企業の持つ組織力と人間力にかかっている。SI企業の底力とは、IT社会が求める問題・課題解決に向けて、持てる力を集中して発揮できるか、まさに「技術力×組織力×人間力(人材力)」にある。それらの三位一体の力こそ、「SI力」であることを本書は解き明かしている。