学生向けの教科書
イノベーション戦略、多角化戦略等についての
学問的な解説書です。
述べていることは、
一般的なビジネス書の方が分かり易く書かれていると
思われます。
違いは、定量的な裏付けがあると言うところです。
(例えば、多角化は
普通のビジネス書の場合は、
「シナジー効果を考慮して多角化すべき」と定性的に
説明しているところを、「関連分野への多角化は収益を向上させ、
非関連分野は低下させる。」として、
産業統計から数式を使って実証しています。)
読み物風の教科書
MOTの教科書です。戦略とは何か、から始まり、イノベーションの原理・マネージメント、ビジネスモデルの考え方、研究開発のマネジメント(投資の考え方、実現手段、目標、問題点と対策)等が中心に記載されています。MOTだけあって、製造業やIT産業の企業が、主な対象となっています。日本やアメリカの企業や産業の現状を分析し、そこから、業績に結びつくイノベーションや研究開発のあり方を模索する、形になってます。企業や産業の、定量的な分析手法も詳しく紹介されています。「モジュール化」「戦略的連携」「イノベーションのジレンマ」等トレンディーな話題についても、触れられています。
教科書ですが、比較的読みやすい部類に入るのではないでしょうか。分析手法など一部「ややっこしい」ところもありましたが、あとは比較的楽に、読めました。