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頭のよい子が育つ家

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頭のよい子が育つ家の商品レビュー

5.0 経験則として
 私自身、ほとんど自分の机では勉強しないタチなので随分主観的な表現になって申し訳無いが、確かに勉強(偏差値的に)が良く出来る子は自分の机でなく台所のテーブルなど、人の出入りが多い場所を勉強の場とすることが多いように思われる。TVのニュースなどでもたまに取り上げられているこの話題であるが、なぜ雑音の多い、他人の影響を受けやすい居間で勉強するかと言われれば、第一に孤独感を感じることが無いからだと私は答える。勉強は一人でするもの、というのが常識であるしもちろんその主張に異論を唱えるつもりはない。しかし、子供時代、特に小学生〜中学生期に独りで部屋に籠って黙々と問題集をやれるか、と言われればそれは疑問である。強靭な精神力を生まれながらに持つ子ならともかく、勉強自体を好んでする子は非常に稀である。もし親御さん方が"我が子に勉強をさせたい”と思われるなら、子供が勉強している姿を親自身が確認でき、そしてコミュニケーションを取れる環境を作ることが必要だと思う。親に勉強している姿を見られることで子供自身、「あっ、ちゃんと見てくれてるんだな」と一種の安堵感を持つのである。幼少期にわざわざ『勉強は辛く苦しいもの』という固定観念を植え付けるべきではない。別に居間にTVが映っていようがかまわない。勉強はもっと気楽にやってよいのだという寛容さが大事なのである。

 余談になるが、日本は大人が自学自習できる場所が少なすぎると思う。図書館やカフェぐらいしか気軽に勉強できる場所が無いのが非常に残念だ(私が単に無知なだけかもしれないが)。カフェにしてもあまり長居するのも気が引けるし、もっと自由に何時間でも居れる場所が欲しい・・・"勉強したい”という気にさせるような環境作りが学力向上の一番の近道だと思っている今日この頃です。
4.0 子供にとって一番親密な他人である親として
筆者の大きなメッセージは、「親子のコミュニケーションを活発にできる家庭(間取)にしよう」である。そのために、例えば、子供部屋で子供を孤立させない工夫や勉強場所を変更する工夫などを提案している。家の設計自体というより、親と子の精神的/物質的な関わり方について焦点を当てている。

親としてみれば、子供とどれだけ真面目にコミュニケーションしているのか、など想起させ、今の子供との関係を見直す契機になる。

また、人間の成長にはどれだけ他人を必要とするのか、を再認識させられた。
紹介されていたシーモア・パパート氏の教育理論 3X(Explore(探求)、Exchange(共有)、Express(表現))について、個人的には、他人と共有し表現することでフィードバックが返され、それが子供の新しい自発的探求を促しそして新たな気づきの共有/表現へとつながる、と解釈している。
一番親密な他人である親として子供にできるだけ3Xの機会を与えたいと思うと同時に、自分の成長にもその点を活用できないか考える契機となった。
1.0 最悪な本でした
「頭のよい子」を勉強という軸でしか捉えられていない最悪な本です。
子供はこうあるべき、親はこうあるべき。
子供との接し方もマニュアルとおりにしましょう感覚はついていけませんでした。
勉強以外の才能を否定していますが、イチローさんや松井さんは頭が悪くて環境が悪いっていうことなのでしょうか?違うでしょ?
5.0 実はこれ気付いてました。
実は5年以上前からこのことには気付いていた。友人で東大や医学部に受かった友人の家(下宿)に遊びに行くと勉強している形跡が無い。机さえない奴もいる。話を聞くとそもそも彼や彼女たちは家で勉強する習慣がないようだ。中高生の時は基本は塾で済ませて、後はリビングでテレビを見ながら勉強していたそうだ。
逆に苦労して大学に入っている奴は勉強を一種の「苦行」のように捉えているところがあった。リビングで勉強すると言うのは、「自分の部屋で苦学して勉強」と言う教え?があった僕はかなり驚いたのを覚えている。と言うかよく考えれば自分自身も塾や図書館などで勉強していたし、今ではカフェなどを利用している。海外の優秀な学生に聞いても例が図書館や研究室と答えることが多い。
僕の家では親が中心で、子ども中心ではなかった(今でもそう)。
すぐ「勉強しなさい」と言われるし、起床時間も学校ではなく親に合わせることを求められていた。教育熱心だったが、親の教育熱と言うのは=お金だった。つまり「お金をかけているから結果が出るはずで、結果が出ないのは本人の責任だ」と言うわけだ。常に気を使うわけで、家での生活は楽しくなかったし、効率も悪かったと思う。この「リビングで子どもが勉強できる」と言うのは=子ども中心の生活と言うことの意味であり、、仮にリビングがない家でも、子ども中心で同じように成果を挙げることはできると思う。これは会社でもそうなんだろうな、と思う。今、社会人だが、これは会社でも同じだと思う。「頭のよい子が育つ家」はgoogleのofficeと同じく「本人が中心の場所」なのだ。「給料分働け」と言うような環境では
一定の成果ならあげられるが、せいぜい「給料分」であり、それ以上の最高レベルまでは引き出せない。
「勉強しなさい」と言って部屋の隅(勉強部屋)に追いやって自分は中心(リビング)でテレビを見ておきながら、子どもがマンガを見ていたと言っては激怒する・・・
データなんかなくてもその非効率にほんとうは気付けるはずですけどね。


ちなみにアメリカの図書館は夜中の2時、3時までやっているのが普通で自習も自由な場合が多い。日本は自習は禁止、どこも月曜休館9時ー17時で一定などが多い。
誰のための組織か?誰のための場所か?公園の少なさも含め、結果を出したいのなら、組織の長は、価値観の変革をすべきだろう。
3.0 教育論でもなく建築論でもなく
本書はエッセイを読むような感覚で読むとよいと思います。
一番のポイントは、
有名中学受験世代の子を持つ家族のコミュニケーション
について様々なケースをあげて説明していることでしょう。

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