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萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったかの商品レビュー 「カンブリア宮殿」および「プロジェクトX」が好きなあなたへ・・・
まず突っこみから。本書の帯の裏表紙面、 おもしろい!でも肝心のところが知りたい!
全体は、アメリカにマンガを売った成功譚ですが、コレクターバブルだの、ポケモンだの、ランマだの 3Dステレオ本だので、まあ自分は運がよかった、というだけ話のような。さるまんでおなじみの、こわもて白井さんも出てきます。(さるまんも、左右反対のアメリカ版が出ているですねぇ。)アメリカのマンガの特殊な業界構造や流通経路の話も興味深かったです。でも、いちばん知りたい肝心のところ、すなわち、彼らですら左開き英語擬音だったのに、2002年春にトウキョウポップが出てきて、半世紀もの間、絶対に不可能だと言われていた、日本的なマンガ形態(右開き、日本語擬音)のままで一気に売るのに成功してしまった驚異に対する分析や考察がもっと知りたかった。それを一橋の資本力で押し返した、って、最後まで他力本願なのだろうか。 実はサクセスストーリー
てっきりアメリカのオタクの話かと思いきや、 ニューエイジ文化とマンガ文化のリンケージ
タイトル名から、“アメリカのマンガの現在”をオタク的に分析した書物だと思ったが、予想が外れた。二十年前、彼の地に、日本のマンガをはじめて本格的に持ち込んだ当事者による回顧録である。で、予想は外れたんだけど、予想外に面白かった。ある種の成功物語なんだけど、こういう古いタイプの読み物こそ、今、新鮮なんじゃないかと。やっぱどんな文化もビジネスも、人であり、人の歴史であり、人と人の交わりであり、っていう。この本を読んで「北米へは、マンガよりもアニメのほうが二十年以上早く上陸していた」「二十年前には『マンガ』の市場規模はほぼゼロだった」「現在、アメリカで売られている雑誌のうち、87パーセントが定期購読」「国民の四人に一人は、自分の名前程度しか読み書きができない」といった様々な事実を知ったのだけど、もっとも興味深かったのは、著者や著者の仲間らが、70年代のニューエイジ・ムーブメントの影響下にあった若者たちだったということだ。ヒッピー文化、ニューエイジ文化、カウンターカルチャーの水脈が、日本を飛び出した若者たちによって、こんなところにつながっていたのかって言う驚き。そして、一旦は日本を捨てたはずの著者が、彼の地で日本由来のマンガをビジネスとすることで、「日本の魅力とは、この国のおおらかさや曖昧さから生まれる美しい柔軟性」と、みごとに本質を突いているであろう(もしくは、今の日本人が見失ってしまった)日本観を持つに至ったことにも、なにか、とっても感激してしまうし、勇気付けられる。彼の地に渡ったからこそ日本が好きになったり、日本が好きだからこそ海外に出て日本を伝える、ってことに対して、ものすごく可能性を感じてしまうのだ。 アメリカにマンガをもたらした男の自伝
『萌えるアメリカ』という俗っぽいタイトルなのが勿体無い。本書は現在北米で 本の最新売り上げランキング - トップ10
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