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ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたち

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ブログスフィア アメリカ企業を変えた100人のブロガーたちの商品レビュー

4.0 日本的経営にはどう作用するだろうか?
ネットにより企業の(特に小売業の)マーケティング環境は一変した。
著者は「ブログ」はおそらく企業と消費者との関係をもっと革新的に変化させるだろうという。
そして「ブログ」に対する企業側の態度が、そのままその企業の評価にもつながりうる、と。

日本の場合、ただでさえヴェンチャーが育ちにくいという土壌があるし、いわゆる地縁血縁「のれん」商売が多数派を占める地域が多い。
さらに英文でのブログ展開が難しいこと。
これはひょっとしたら今後の日本企業においてかなりな弱みとなるかもしれない。(いくら英語でのビジネス・コミュニケーションスキルがあったとしても、それが=面白いブログが書けるということにはつながらない)

ますます日本的経営は範疇を狭くさせられていくようだ…
4.0 ブログ総論であり、ブログ運用の指南書
今ブログ界隈で起きていること(2004-2005年くらいの間の出来事)から、ブログとはどのようなものなのか?そしてどのようなことが起ころうとしているのか?を読み解きながら、その運用に当たって失敗したケース、そのリカバリー・ケースなどを紹介しながら、ブログを介したそれにふさわしいコミュニケーション方法やコミュニティ・マネジメント、いわゆる作法のようなものを紹介しつつ、ブログがもたらすものを「会話の時代」と称して、その方向性から当時(原著は2006年1月に出版)の全体像を提示している。

アメリカの代表的な個人ブロガーからブログを運営する企業の担当者にまで、丁寧に取材し、彼らの発言を率直に、飾らず掲載している。それは、ブログという題材を扱う上では当然であるかのように、その特性同様のダイレクトさを書籍に持ち込んでいる。
また、書籍という形態ではなし得ない読者の意見や思いなど、その書籍を取り巻く思想圏のようなもの、もしくは一読者の立場では窺い知ることのできない評価や評判のようなオープン性も、著者自身のブログと併用することにより上手く活用されている。
掲載されているインタビューの完全版は自身のブログに掲載するなど、お互いの特徴を補完する取り組みを積極的に取り入れている。
それは、この本の著者もブロガーであり、ブログというものの特性を理解していることの現われなのだろう。

ブログを嗜むものにとって、ブログ界隈の出来事を総括するだけでなく、ブログとの接し方、コミュニティ運用のための指南書としての側面を持つ本書を読む価値は十分にあると感じる。
4.0 企業ブログ担当者の必読書
タイトルは『ブログスフィア』とあるが、個人ではなく、企業の開設するブログに焦点をあてている。

・ これからの我々がむかえるのは「会話の時代」であり、
・ 「会話の時代」では、企業は顧客/社会とがちんこで双方向のコミュニケーションをとることこそが重要で、
・ 顧客の声に耳を傾け、それを受けて対話をするための最強のツールがブログである

というのが本書のメッセージ。

がちんこのコミュニケーションとは、賞賛も批判も嘘も真も全部ひっくるめてオープンな場で議論・対話するということ。本当に顧客のことを考えており、顧客に本当の高い価値を届けることができるのであれば、ブログを持って『Naked Conversations(原書のタイトル)』をしてご覧なさい、と本書では強調されている。
裏を返せば、いくら本書で紹介されているような企業ブログが成功する「キモ」をおさえたところで、その企業自体「地の魅力」がなければ、その魅力の低さを露呈するだけですよ、というメッセージも暗に感じた。

企業ブログの失敗例や成功に向けての苦難の道のりが生々しく描かれているため、読後に企業ブログ開設に二の足を踏んでしまう人が多いのではないかという印象すら受けたが、それが故に本気で企業ブログを開設しようとしている人、すでに開設をしている人には必読の書と言える。

下記のような方には、お勧めの一冊。
・新しい市場との対話方法を模索している経営者の方
・オンライン・ネットコミュニケーションのリテラシーを高めたい片
・自社の企業ブログの担当者の方
4.0 ブログの重要な部分を読み取ると面白い!
ブログはこう使え!という本が沢山ある。
良い本も確かにあるが「衝撃的答え」が多過ぎて、結局は自分のために
ならないもののほうが多い。自分で考えることなく実行させられて
いるロボットのような気分になる。

この本はそういった部分では使える本だ。
本を読んでみれば「そういうことだよね」と今の仕事やコミュニケー
ションに使ってみることができると思う。ブログの本当の活用モデル
としても参考になるだろう。

そうは言っても、商売としては「衝撃的答え」のある方が売れる。
面白いですよね。

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