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テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか

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テレビはインターネットがなぜ嫌いなのかの商品レビュー

4.0 なるほどそうか
デジタル放送が開始され、
テレビでネット放送が受信できるようになる
というのが大きなポイントになると
著者は指摘しています。

確かに今は、テレビとパソコンにわかれていますが
テレビ画面に両者が映るようになると
完全に競合するようになりますね。

テレビ関係者は嫌うでしょうが、ユーザーにとっては
健全な競争だと思います。
5.0 中立な視点でためになる
なかなか面白かった。

タイトルからするとテレビとインターネットに関する話題に
限定されている印象を受けるが、
テレビという題材を中心にさまざまな話題に触れて、
ビジネスの仕組みが非常にわかりやすい。

内容も割と中立な視点から説明していて
テレビ局と政府、テレビ業界とネット業界、キー局と地方局、
NHKと民放、テレビ業界と家電業界、テレビ局と制作会社、
というそれぞれの関係のどちらの言い分も理解できた。

こういう分析は下手をすると対立するどちらかが
「保守的」「自立できていない」「頭が固い」などと
非難されてしまいがちだが、それぞれが最大限のメリットを
得ようとした結果だということがわかる。
5.0 読みやすい
とても平易で分かりやすい構成、文章だったと思います。業界外の人はともかく、私にはTV業界のことについて新たな発見があり、とくに薄い内容だとは思いませんでした。
ただ個人的には、一括りに「インターネット業界」といっても、実際どこからどこまでをそう呼ぶべきなのかなとは思いました。ライブドアはともかく、楽天はコンテンツ制作能力はほぼ皆無だと思うのですが。
3.0 テレビ業界入門
ここ数年、ライブドアや楽天の影響もあって、「テレビとインターネット」や「放送と通信」などが対比されて話題になっています。

そんな難しいことはわからなくても、見逃してしまったTV番組をYouTubeで探して見つからなくて「テレビ番組を後からネットで流せば良いのに」と思ってしまう人もいるかもしれません。じゃあ、なぜそれが無理なのかということについてわかりやすく説明しているのがこの『テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか』という本です。

この本では、テレビ業界がなかなかやり方を変えない彼らのビジネスの仕組みを、様々な関係者との利害関係を通して説明しています。目次とは違いますが、内容を「テレビ業界と○○」という形式で書いてみると、各章はこんな内容について書いています。(実際には「嫌いな7つの理由」として紹介されています)

第1章 テレビ業界とNTT
第2章 テレビ業界(キー局)と系列
第3章 テレビ業界と(民放)とNHK
第4章 テレビ業界と家電業界
第5章 テレビ業界と芸能界
第6章 テレビ業界と番組制作会社
第7章 テレビ業界と政府

知っている人にとっては目新しい内容はないのかもしれませんが、自分にとってはテレビ業界についての新たな発見があった本でした。

ただ、この内容で1,575円というのは高めの設定かと思います。新書あたりで出ていれば適当かもしれないと思う内容でした。テレビ業界について全く詳しいことを知らないという人が初めて読む本には良い本かもしれません。
4.0 こんなにおいしいビジネスを手放してたまるか
 本書では、日本のテレビ業界がどのようにしてビジネスを拡張してきたか、その富の源泉は何かを明らかにし、なぜインターネットと距離を保とうとするのかを明らかにしています。

 テレビ業界は、50年かけて現在の位置を築きました。
 NHKと民法では立場が若干違いますが、民法のビジネスモデルは、番組製作費をスポンサーに出してもらい、それ以外にスポットCMで荒稼ぎするという方式で、年間2兆円の市場――著者のいう“おいしいビジネス”を手にしてます。

 その強さの源泉は、高額な予算で作成する上質のコンテンツ(番組)です。
 限られた電波に乗せて送るからこそ視聴者が1日に何時間も夢中になってみてくれる。それを、インターネットで何時でも見られるようになったら、テレビの魅力は失われ、黄金のニワトリを手放すことになってしまう。

 芸能界も、テレビ局の興隆と共に成長してきました。
 たとえばお笑いタレントがヒエラルキーを登りつめるモデル(スズメの涙のギャラでスタートしたあと、人気に比例して給料が上がり、大御所になると1番組の司会で数百万円の出演料を手にする)は、芸能プロダクションとテレビ局が保証してくれる業界の仕組みなのです。

 しかし、いつまでも旧態依然の経営方法で良いのでしょうか。

 日本中の人々を映画館に引きつけて栄華を誇った日本映画界は、テレビに客を奪われて、衰退の道をたどりました。

 1日あたりのインターネット利用時間とテレビ視聴時間を比べると、まだまだ圧倒的にテレビが勝っているとはいえ、HDDレコーダーの普及に伴い、CM飛ばしが当たり前になってきています。
 インターネット広告費がラジオ広告費や雑誌広告費を上回ったように、テレビ広告費を食い荒らす事態が、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。

 テレビもインターネットも目が離せなくなりそうな、刺激的な一書でした。

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