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日下氏の著書らしい、 たいへんインパクトのあるダイナミックな提案です。 まあ、裏をかえせば「いつものように無責任な発言」でもあります。 ただ江戸がなぜ、あれだ繁栄したかというのを、 当時の庶民の生活から知るというのは、日本人としてぜひ知っておきたい情報です。 例えば、下水道がなかった江戸が、3,000万人の生活排水をどのように処理していたか 清潔オタクといわれる日本人のルーツが江戸にあるかもしれませんね。 新しい発見がたくさんチリバメられているということで★4つ
世界が江戸になる?? かなりトンドモなタイトルですが、以外にまともな内容の本です。 テーマは江戸時代の日本に学ぼうという内容で 著者以外の識者も、最近結構「江戸に学ぼう」という 発言をしていますね。 江戸期の日本は、250年の平和が続き、3000万人という国民が 地方と中央の差があまりない安定した生活を送っていた 当時としては珍しい国だったのです。 人口が増えないことや、安定した政府で 国中に膨大な富が蓄えられている点など現代と共通する ところも多々あり、参考になるんですよ。 一例ですが、著者は参勤交代を復活させようと提言しています。 参勤交代は中央と地方を定期的に行き来することで 地域格差をなくす効果があったのです。 今の日本でこれをやるとすると、都市に住んでいる人たちが セカンドハウスを造って 定期的に地方にすむような方向でしょうか? ネットワークが発達した現代なら何らかの形で実現できるかも しれないですよね。 ただ、江戸時代の入門本としてはいいと思いますが 現象を扱っているスタイルで構造的な分析が少ない点は やや不満が残りました。
社会の現状や展望についてネガティブな側面を中心に捉え,未来を暗く描く本というのは 日本人に受けがよい。その対極に位置づけられるのが著書が次々に繰り出している「日本」 と「日本人」への応援歌である。 本書にも,「嫌日派」を唸らせる日本の過去からの財産と現在まで積み上げられた実績が 満載されている。 新「風流」経済学の「風流」とは,ニート・フリーターの生き方を「日本語風」に表現する ための知恵の一つで,著者の社会を見る角度の違いにあらためて感服させられた。 江戸時代については海外の研究者も増え,ブームとなっているが,本書は「エドナイゼー ション」入門書と呼ぶべきコンパクトな内容に仕上がっている。 中学校の歴史教科書にも江戸時代のリサイクル社会,ファストフード,高度な教育などが 紹介されるようになってきているが,文化・インフラ整備・地方間格差の是正・美意識が 生む人気商品・LOHAS・人脈などをキーワードに,日本のパワーの源泉を本書から 学びとることができた。