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ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

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ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代の商品レビュー

4.0 左脳→右脳→統合
大前研一氏の訳というコトがきっかけで手に取りました。
序章で
1、他国ならもっと安くやれるだろうか?
2、PCならもっとうまく、はやくやれるだろうか?
3、自分が提供しているものは豊かな現在でも価値があるものか?
を問うことから始まります。とても鋭い質問でいきなり考えさせられました。
例として日本は賃金が世界標準よりかなり高く、これから並みの付加価値しか生めないようだと世界標準並みに下がってしまうぞという警告です。このあたりは大前氏が自身の著書で再三おっしゃっていますので理解はできましたが、底の見えない暗闇が待っていると考えると若干の恐怖心と焦燥感をいだくのも致し方ない、。
次いで主張は
・機能だけではなくデザイン
・議論より物語
・個別よりも全体のシンフォニー
・論理ではなく共感
・まじめだけではなく遊び心
・モノよりも生きがい
の六つの視点に立って解説されます、納得はできますが「で、どうすればいいんだ?」には応えてくれておらず個々での対応が試されるところだとおもいます。
本書の主張はあくまで左脳から右脳へのシフトを促すものですが、その先にある両者の統合という概念まで視野に入れたいところです。
あとこの本の主張はトム・ピーターズ氏が別の角度で似たような解説をかなりされておりそちらの方が実践的であるかもしれません。
5.0 「答えのない時代」にどう仕事するか、あえて本書に答えを探す
現代は、インターネットの普及とグローバル化と(先進国における)モノ余りが
進み、「コンセプトの時代」になっていると本書は指摘しています。
自分の仕事を振り返ってみて以下のチェック項目に1つでも当てはまったら要注意。
その仕事では稼げなくなります。
 ・同じ仕事を海外なら安くできる
 ・同じ仕事をコンピュータなら速くできる
 ・同じ仕事ではモノ以外の欲求を満たせない

この「答えのない時代」にどう仕事するか、あえて本書に答えを探すと…
 ・自分の考えをまとめる力や、壁を突破するアイデア・勇気が貴重
  (知識を持っている必要は無い、カンニングOK)
 ・物を語る力=事実を文脈に取り入れて物語を作れることが大事
  (誰でも瞬時にアクセスできる事実は、価値が低くなる)
 ・大きな全体像を見る右脳の力に磨きをかけるべき
  (多くのことを知り、詳細を分析する左脳の地位を相対的に下げる)

原著は2005年ですか。先を見通す力がありますね。
4.0 生きがいについて考える。愉快な人生より良い人生を!
 これは訳本だが大前氏の書籍は問題意識を持って読み、
自分の直面している問題と照らし合わせ、自分なりの
問題解決方法を具体的に考え行動に移す際にとても
役立つことが多々ある。本書もまさにそんな一冊である。
 
 "豊かさ","アジアの発展","オートメーション化"に
よって時代は変わろうとしており、左脳思考だけでは
なく、バランスの取れた「右脳プラス左脳思考」がより
優位に立つという。そして、そのために必要なことを
6つのセンスとしてどのように身に付けて行くかが
とても分かり易く具体的に紹介されている。(参考サイト
は英語が多いので注意が必要だが、これも「早く英語
を使えるようになりなさい!」と大前氏なりの愛情に
裏づけされたムチであるような気がしてなりません。)

 これまでのやり方やあり方を土台にしながらも、
そこからさらに大きく飛躍するために、あなたは変化に
挑戦する勇気と行動力がありますか?そう、問いかけ
られています。(もちろん、そのために必要なことを
コーチしてくれています。)

 いずれにしても、マーケティングの戦略や個人として
の生き方の方向性を考える時にとても役立つ一冊です。
4.0 「失われた人間性の回復」がこれからの目標
これまでの情報化社会をリードしてきた職業
(医者や弁護士、エンジニアや経営者も)を
「左脳思考型」と定義し、それらは急速に進みつつある
社会状況の変化によって淘汰されていくという。

その理由はIT化であったり、インドをはじめとする低賃金、
高品質のモデルだ。
このあたりの記述は、ショックを受けるには充分具体的に述べられている。
この手の話はよく聞くけど、ここまできてるのか、という感じ。
 
そして、この状況を乗り越えられるのは
「ハイ・コンセプト」型の人材、企業であるという。
それは「右脳主導型」ビジネス。
他人と共感できること、個ではなく全体の調和、
共感や生きがいなどで
顧客の右脳を刺激することができるかどうかが重要だという。

この本を読んで感じたことは、
これからの社会の方向は、おおげさに言えば、
「失われた人間性の回復」を壮大な目標として
進んでいくような気がする。
後半で語られる「右脳を生かすこと」のあれこれは、
考えてみればごく自然なことで、
みんなにとってプラスに働くもののような気がする。

本書のなかで参考になるサイトや書籍の紹介もされている。
このなかで紹介されている
マーティン・セリグマンの「世界でひとつだけの幸せ―
ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生 」は
是非一度読まれることをおすすめします。
5.0 論理+アルファの重要性を感じ取れる
内容が非常に先進的であり、理解しづらい部分も多いが、大前先生のような「左脳」を極めているような方が新たな視点として「右脳」の重要性を訴えているという意味で新鮮だった。
この本を読んですぐに何か実践できるような内容ではないが、論理だけでなく感性やデザイン、アートといった感覚を磨くことが今後非常に重要になっていくことがよく理解できる本だと思う。

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