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「インディアンは、神に願い事をしない。神に感謝だけする」 この本のこの言葉を読み、日本人がいかにインディアンの考え方とかけ離れた考え方をしているか、再認識した。 神社でお金を投げ、「お金あげたんだから とーぜん私のお願い叶えてよね」と いくつもの願い事を並べ立てる日本人。 「お金さえ出せば」という日本人の悪心はここから来ているかもしれない。 疑問にも思わず長い時代続けてきたこの愚かしい習慣は もう終わりにすべき。 現代のインディアンは、本能が薄れているから人間性が低くなっているが、本能により真理をわかっていた昔のインディアンは、事象の本質を見抜く力を持っていた。 この本には、そういう老インディアンたちの 含蓄ある言葉がいくつも載っている。 残念なのは、老インディアンの言葉が 拙い日本語に訳され、気品を失ってしまっていること。 多くの訳者は、‘固定観念’で日本語訳にする。 たとえば、「おまえは、わしの語ることを きちんと書き留めておかなくちゃならん」というくだりは、「あなたは、私が語ることがらを きちんと書き留めておかなくてはならない」という訳にしなかったのはなぜか? 後者の方がずっと品位が感じられるのに。 多くの訳者は、「老人が若輩者に語る時は、おまえ・わし・〜ならん・〜じゃ、等の いわゆる‘日本昔老人言葉’にしないと受けないかも」とでも思うのだろうか? 少なくとも、相手に自分の優位性を示すための最低日本語である‘おまえ’は 使わないでほしかった。