当たり前のことを当たり前にやるということ。
ウェブを使ったサービスを考える人が集まると、どうしても変にネット文化にかぶれた考え方が蔓延してしまって、素直に使う人の身になったサイトの設計というのがなかなか出来ない。なぜ出来ないかというと、○○というサイトがこうだから、今は△△が流行っているからとか、そんなことが頭にこびりついてしまっているからです。もちろん、いいところは真似すればいいんだけれど、どういうわけか上のようなことを言う人たちは、わるいところに限って真似をしようとします。だから、どうすればもっと違うところに目を向けられるようになるか、ぼくも考えていたところでした。
この本は、われわれにも馴染みの深い有名なサイトから、多くの良い例、悪い例を取り上げています。重要なのは、有名だからといって良い所ばかりではないということ。ページをめくれば思わずうんうん頷いてしまうようなことがたくさん並んでいて、みていて気持ちが良いです。
お客のことを考えて、サイトの中で少しでも快適にすごしてもらうということ。それは商売をやる人間にしてみれば当たり前のことのはずです。この本はそういう原点に立ち戻るための確かな足場を与えてくれました。