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リンク格差社会、に続いて読んだマイコミ新書二冊目のこの本も、 私にはちょっと専門的過ぎて面白くは読めなかったです。 一応頑張って最後まで目は通しましたが・・・。 マイコミ新書は私には合わないかな、と思いました。 マイコミ新書は他の新書に比べて、比較的内容が専門的な気がします。
この本のタイトルを見たとき、正直いい気分がしなかったし、嫌な予感に襲われた。 最近はWeb3.0バズワードが飛び交い、Web2.0がらみで過熱感を感じるからだ。 ゆえにこの本のタイトルを見たときも、「過熱感にうかされて書いているんじゃないの?」と邪推した。というのもこの小川氏と後藤氏のペアはWeb2.0関連で出版を散々繰り返しており、これまではWeb2.0そのものを扱っていたが、とうとう『ビジネスルール』という一歩進めた内容に手を出してしまったからだ。 まず前半は小川氏のビジネス面に注力した章が2つあり、その後に後藤氏の比較的技術面も考慮に入れた章がある。 読んでみて驚いた。まず小川氏。Web2.0ビジネスの構造を、明快かつ論理的に説いていた。そこにいわゆる『飛んだ』内容はなく、地に足のついた内容が整然と収められていた。 なかでも感動したのは「本当にロングテールを体現できているのはGoogleだけかも知れない」という、私自身がかねがねブログで主張してきた内容と同じ事が書いてあった。これは『ウェブ進化論』で梅田氏も述べていることなのだが、ロングテールの体現と言うのは本当に難しいのだ。クリス・アンダーソンはアマゾンが収益の3分の1をロングテールから上げていると主張するが、肝心のアマゾンはそれに対して否定も肯定もしていない。新しい収益構造を確立したのなら、IRの面から言っても自ら進んで宣伝すべき内容である。事実Googleは「我々はロングテールを追及している」と明言している。 次に後藤氏の編だが、まず最初は軽くWeb2.0のおさらい的な内容を示し、若干技術的側面(フィードなど)から構造的なものが説明されている。そして世間一般でコンセンサスを得られている内容からブランディングや事業の育て方について説明。中でも秀逸な内容は「Web2.0はプロフィットモデルがきちんとできている事業が非常に少ない」という点に言及している点である。 タイトルから想像した私の心配を見事に裏切ってくれて、過熱感に水を差す良書であった。