深い……
この本は悲しい、というより哀しい、だなぁ、と思った。
私の友人共は口を揃えて「わけが分からん。むずかしい。」などと言っているけど、私はそうは思わなかった。 何度も何度も読んで、最後になんとなく分かるような本です。
例えば、
「ここは待ち人がくるところ。私もずっと待っていました。
そして誰もがそうであるように。
じゃないと消えて失くなってしまう。
誰かに忘れられて、誰も思い出せなくなる。」
(6巻 きみがあるく塀のうえ。)
また、どの巻も切れているようで、繋がっている。
きっと読んだら分かるはずです。深い、深い小説だと思います。
……ちなみに、感じ方は人それぞれ、です。
趣向を凝らした
第4巻です。今回はかなり特殊ですね。全部の話がなんか特別のように感じます。3話+モモのお話という構成ですが、その3話に全て過去に出てきた人物が関わっているのです。そして、モモのお話はなんと、モモとダニエルの出会いと初仕事が書かれています。いや~、けっこう興味深いですよ。
『星くずのため息。』
ヒトミという平凡な女子が、ある人物の死でどこかに心の引っかかりを覚えます。何故かことあるごとにその人のことを考えてしまう。そして・・・、と続くお話
実は、このある人物が過去に出てきた人なのですが、自分的にはとても意外な人でした。その人の名前を見て、思わずつぶやいたくらいですから。
『ホタルノヒカリ。』
死んだ姉が幽霊と騒がれてるのを許せない妹エコは幽霊騒ぎで来る子供達を懲らしめようとします。そして少しのアクシデントがあって、瀬戸コータと出会います。
コータが再登場です。コータはモモに出会った事で、なんと人には見えないものが見えるようになってしまっています。
『しちがつなのか。』
これが4巻の中で一番好きお話ですね。切ないです。内容は読んでから知ってもらいたいので言いません。
『青すぎる空の詩』
モモとダニエルの出会い、そして初仕事です。ダニエルにとっては常識はずれの行動ばかり起こす主人にかなり困惑気味の様子。
やはり、やさしくせつなく書かれています。今回は過去3巻の人物も出てきて、いつもより世界観には入りやすくて、読みやすかったです。
そういえば、最初と最後の部分には、短く書かれているのがありますよね?それが、この先、非常に重要になってきそうです。ただ、読んでみて嫌なざわつきも感じました。きっとこれからはもっと目が離せないんじゃないでしょうか?
お勧めできます。
しにがみのバラッド。
このシリーズは何度読んでも涙をそそります。
死神であるが心は優しいモモとダニエルのやり取りも物語の一部として楽しむのも一環ですね。まだ読んでいない方にはお勧めしたい、感動のシリーズ作品です。