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メディアワークス発行の『月刊電撃コミック ガオ!』で連載されていたムラオミノルによる漫画。まんが王倶楽部でオススメされていたので読んでみた。 聖職者による魔女狩りを憎む主人公、"黒い肌の従騎士"ミストと相棒のユーフェミアが魔女狩りにあった少女を助け出し、魔女狩りを行う修道会に立ち向かっていく、というストーリー。 主人公が強い信念を持って、熱い台詞を吐き、情熱的な行動を取るこの漫画。なんか『パンプキンシザーズ』に雰囲気が似ていますね、この漫画。設定はKNIGHTSが中世風の世界で、パンプキンシザーズが近代風の世界なので、あくまで似ているのは雰囲気のみですが。 パンプキンシザーズと似ている、と指摘したところで、じゃあパンプキンシザーズと比較してみるとどういうところが気になるのか、と言うと、まず絵が淡白なのが気になります。かなり緻密に描き込まれていて、(好き嫌いが出る絵柄ですが)画力はそこそこあるように見えますが、主線が細すぎる為に迫力に欠けます。それに、これも線が細いせいか、キャラクターが背景に溶け込んでしまっているようなところも気になります。 その為、見所の一つである戦闘シーンがやや迫力不足に感じてしまうのも残念なところです。 しかし、絵についてはやや物足りないところはあるものの、ストーリーはよく練りこまれており、なかなかの秀作だと思う。とんでもなく現実離れしたりしていない主人公の剣技なんかも個人的には好き。ただ、ユーファミアの術が本当に「アレ」だったと判明した時には「オイオイ…」と思いましたが(笑)。 あ、2巻ではまだまだストーリーは序盤ですし、これから面白くなっていくんだろうな、と思っていたところ、どうやら掲載誌が2008年4月号を持って休刊になってしまったらしい。現時点で自分がまだ読んでいない3〜4巻が刊行されていて、現時点での最新刊の4巻が2007年12月刊行だから、あと単行本1〜2冊分程度で連載が終わった、ということになる。 せっかく地味ながらいいストーリーの漫画なのだから、連載誌を変えて連載続かないかな、と思うのですが、どうやらそれも無い模様。 勿体無いなぁ、と思います。
魔女裁判と、異端審問。 人々の鬱積の捌け口は、その実ただの人であった。 これは、そのただの人を救う“神殺し”の名を持つ従騎士のお話です。 黒き鎧を纏わぬ黒騎士。 護るべきものの欠けた十戒。 「我々にはあれで良い」という言葉の真意。 読み進めている内に思わずニヤリとしてしまいます。 特に欠けている二つの“戒”が細かくて好きです。 彼らの敵は“信仰”であり“神”でありそして―――“時代”。 その余りに強大過ぎるものにどう立ち向かっていくのか? レオナルドといいウィルヘルムといいちょっとかませ犬役多すぎないか!? とまぁ、今後の展開がとても楽しみな漫画です。 興味を持った方はオビの村田蓮爾氏のコメントに大人しくやられて下さい。 ええ、自分やられたうちの一人ですから。