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インタラクティブを短絡的に捉え、双方向コミュニケーションについて論じた文献はあまたあるが、この書籍が「インタラクティブ」の本質を述べようとしている姿勢は、高く評価できる。 コンピュータを介するとはいえ、結局「インタラクティブ」とは人間同士のコミュニケーションなのだから、そこには作り手の思いや、物語、ドラマがある。たしかにコンテンツは「成果物」だ。だが、すぐれたコンテンツの舞台裏にある物語にこそ、そのコンテンツのルーツや思いが現れる。それは、こうした書籍というメディアを介してしか、我々ユーザーは知るすべがない。 ウェブの企画に携わる人、そしてFlashを駆使してインタラクティブコンテンツを作る「フラッシャー」と呼ばれる制作者たちは、まずは手にとって欲しい。 2006年のカンヌ国際広告際で賞をとったアマナのサイトをはじめ、ハインツの逆さケチャップ、赤城乳業のガリガリ君といった話題のウェブサイトが誕生にいたるまでのプロセスを丹念に取材している。 こういう書籍を読んだ上でウェブサイトの企画・制作を行うと、必ず一皮向けたレベルのものが作れるのではなかろうか。そんな気にさせる1冊だった。 ほかの人のレビューにあるとおり、漫画「スラムダンク」の1億冊感謝広告を取材した1章はいい話だ。自分もこうしたインタラクティブ・プロジェクトに携わってみたいと素直に感じた。そして、泣けた。
7つのウェブサイトができるまでの舞台裏、 それぞれの企業の担当者、クリエイターの「流儀」が詳細に書かれている。 成功するウェブサイトはどうしたら作ることができるのか、 その答えがズバリ書かれているわけではないが、 ヒントを読み取ることができる本だ。 アマナやハインツ「逆さケチャップ」の内容が気になって購入したが、 アイデアの出し方や、やはりスケジュールはキツイのだなということがわかった(笑) 有名クリエイターや大企業の経験や考え方など、ウェブサイトを制作するうえで、 クリエイターはもちろん、企業側の人間が読んでも参考になると思う。 また、これはビックリしたのだが、スラムダンクの「あれから10日後」のことが、 ここまで詳細に書かれているとは思わなかった。 あの黒板漫画が描かれるまでのドキュメンタリーは、 (スラムダンクをリアルに読んでいたこともあり)ちょっとウルウルしてしまった。 スラムダンクファンは、ここだけ読んでもいいかもしれない(笑)