実践者にしか説けないセックス指南書
「セックスのテクニックは確かに存在するが、それを使える奴と使えない奴が厳然と存在する」と、加藤鷹は断言する。
使えない奴にいくらテクを教えても豚に真珠である。それよりも、使えない奴が「使える奴」にならなければ、テクは身に付くはずもない。彼は本書において、従来のハウツーセックス本の欺瞞を暴くとともに、彼なりに試行錯誤して、セックスの下手なモテない男たちにヒントを与えようとしている。
「オレのテクはオレにしか使えない。お前はお前のやり方で自分独自のテクを作り上げるしかないんだよ。でも、オレのやり方や考え方が少しでもヒントになるなら、思う存分参考にしてくれ」
彼の言いたいことはこれに尽きる。
医者や性科学者たちが机上でまとめただけのハウツー本にはない、男と女が直に向き合ったときの臨場感や、実践で磨きあげた直感の鋭さ、そして読者に対する真剣な熱い思いが切々と伝わってくる一冊だ。
これはSEXだけの話じゃない
加藤鷹の著書を買ったことは無かったし、この手のHOW TO本かと思っていたが、これは完全にパーソナル・コミュニケーションの本である。もちろん応用するれば、女の子を口説き落とすことやSEXを充実させるのに活かせる(イカせる!)だろう。
でもそれ以上に素晴らしいのが人との接し方の作法を描いてる。それも男女を問わずにだ。 これは男性だけじゃなく、女性にも、これから社会に出る学生にも読んで欲しい。もちろんSEXテクニックと、SEXするときにどういった心構えで向き合うかも身に着けて欲しい。
残念なのは我が家にDVDを再生する機械がないことだなあ…。